オーベクス【3583】 スタンダード(内国株式)

サインペン先、コスメチック用ペン先の製造・販売、医療機器(ベセルフューザー、血管造影用ガイドワイヤー等)の販売、不動産賃貸事業を展開。

オーベクス【3583】 スタンダード(内国株式)

サインペン先、コスメチック用ペン先の製造・販売、医療機器(ベセルフューザー、血管造影用ガイドワイヤー等)の販売、不動産賃貸事業を展開。

事業内容

オーベクスとそのグループ会社は、主に三つの事業セグメントに分かれています。第一に、テクノ製品事業があり、これにはサインペン先やコスメチック用ペン先の製造販売が含まれます。オーベクステクノロジー株式会社は、これらのペン先の研磨加工を行い、中国に拠点を置く天津奥貝庫斯技研有限公司もコスメチック用ペン先の研磨加工と販売を手掛けています。

第二のセグメントはメディカル製品事業で、オーベクスメディカル株式会社が製造する医療機器の販売を行っています。具体的には、薬液注入器であるベセルフューザーや血管造影用ガイドワイヤーなどがあり、一部の製品は他の医療機器メーカーに製造を委託しています。

最後に、オーベクスグループは不動産賃貸事業も展開しており、これは「その他」のセグメントに分類されます。これらの事業を通じて、オーベクスグループは多岐にわたるニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

オーベクスは、長い歴史を持つ企業であり、その成長戦略は、技術革新と市場拡大に重点を置いています。同社は、『真心をこめて、暮らしに欠かせない文化と科学を提案することにより、豊かな社会づくりに貢献できる企業をめざします。』という経営理念のもと、筆記具用ペン先、コスメチック用ペン先、医療機器の製造販売を行っています。これらの製品は、同社の微少な流量を制御するコア技術に基づいており、この技術を活用して新製品の開発や新分野への展開を進めています。

オーベクスは第8次中期経営計画「オーベクスビジョン2024」を策定し、新市場における持続的成長と企業価値向上を目指しています。この計画では、既存事業の強化、設備投資による事業拡大、グループ技術を結集した新製品の開発、新分野への展開などが基本戦略として掲げられています。また、スローガンとして「Change + Update」を掲げ、変化と更新を通じて未来を創造する姿勢を示しています。

具体的な目標としては、売上高62億円、営業利益8.3億円、ROE(自己資本利益率)8%以上、設備投資10億円を掲げています。これらの目標達成に向けて、オーベクスはグループ全体で4つの基本戦略を実行しています。これには、既存事業の強化と設備投資、新製品開発と新分野への展開、スタンダード市場の上場維持基準適合への取り組み、多様で柔軟な働き方と環境負荷低減活動の推進が含まれます。

これらの戦略を通じて、オーベクスは国内外の市場でのニーズに応え、幅広い支持を得てきました。同社は、技術の進化と時代の変化に対応しながら、社会に貢献できる製品とサービスを提供し続けることで、持続的な成長を目指しています。