事業内容
東海染工グループは、東海染工を中心に子会社7社及び関連会社1社で構成されており、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、各種繊維製品の加工販売が挙げられます。この染色加工事業には、東海染工自身のほか、国内子会社のデッサン・ジュン、海外子会社のTOKAI DYEING CO.,(THAILAND)LTD.、P.T.TOKAI TEXPRINT INDONESIA、そして海外関連会社のTEXTRACING CO.,LTD.が従事しています。また、東海染工グループは縫製品販売事業も手がけており、これは東海染工が直接関与しています。
さらに、保育サービス事業には国内子会社のトットメイト及びマミーズが従事し、倉庫事業は国内子会社のTKサポートが担当しています。機械販売事業についても、東海染工とTKサポートが関わっており、洗濯事業も両社が手がけています。その他の事業として、不動産賃貸事業があり、これも東海染工とTKサポートが従事しています。
東海染工グループは、繊維製品の加工販売から保育サービス、倉庫運営、機械販売、洗濯サービス、不動産賃貸に至るまで、多様な事業を展開しており、それぞれのセグメントで専門性を発揮しています。
経営方針
東海染工グループは、繊維加工事業を核としながらも、生活関連事業への転換を目指しています。同社は、繊維業界の変化に対応し、国内外での収益確保と経営基盤の強化を進めています。具体的には、国内では染色加工場の再編に伴う発注要望への対応、海外では加工・素材への柔軟な対応を通じて、安定的な収益を目指しています。また、人口減少や高齢化の影響を受ける繊維産業の中で、非繊維事業の強化・拡大と新事業への挑戦を推進しています。
保育サービス事業では、企業内保育所の運営受託拡大や保育用品の定額制レンタルサービスの拡充を図り、地域社会への貢献と働く保護者の支援を目指しています。さらに、2023年4月に発足したこども家庭庁の政策に沿った子育て支援事業への参画準備も進めています。
機械販売事業では、自社の技術を活用した染色加工関連設備の販売や異業種への販路開拓を進めており、洗濯事業では、ホテルリネンの回復や新規取引先の開拓に努めています。これらの取り組みを通じて、東海染工グループは非繊維事業の強化・拡大に努め、新たな事業機会を積極的に探求しています。
経営上の目標としては、ROE(自己資本当期純利益率)10%以上を掲げ、収益性の向上と資本効率の改善に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、東海染工グループは持続可能な成長を目指し、企業価値の向上に努めています。