事業内容
沿革・会社概要
Interactive Brokers Group, Inc.(インタラクティブ・ブローカーズ)は、1977年創業の米系証券会社。米国、英国、スイス、インド、香港、オーストラリア、東京を拠点に世界90以上の市場へのダイレクト発注システムTWS®を提供するプロトレーダー向けの証券会社である。
2020年11月現在、Interactive Brokersは、米国内で42年以上にわたって活動を行い、米国屈指の証券会社として成長し続け、自己資本は8.5億米ドルを超えるまでに成長した。Interactive Brokersと系列会社を通じて、1日あたり約1億8千3万2,000の取引を行っている。
Interactive Brokersの本社はコネティカット州のグリニッチにあり、米国、スイス、カナダ、香港、英国、オーストラリア、ハンガリー、ロシア、日本、インド、中国、エストニアの各国にオフィスを構え、従業員数は約1,850人となっている。Interactive Brokersは2020年11月現在、米証券取引委員会(SEC)、金融取引業規制機構(FINRA)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、英金融監督機構(FCA)やその他世界各国の規制当局の監督下におかれている。
Interactive Brokersは、1977年に設立されると同時にアメリカン証券取引所のメンバーとしてオプション取引において最も早くコンピューターによる適確な電子取引を実現するなどの成果を残してきた。Interactive Brokersは、もともと、オプションのトレーダー兼プログラマーであった創業者のThomas Peterffy氏が、1977年にAmerican Stock Exchangeの会員を取得し、マーケットメイカー業を開始したのが起源である。
当時、AMEXのスペシャリスト(場立ち)は手書きで注文のマッチングをしていたものの、Thomas氏は自分で開発した小型コンピューターをアメリカで最初に取引所に持ち込みスペシャリスト業務を開始した。設立以来、33年にわたる歴史と経験で培われたInteractive Brokersのテクノロジーによって開発された最新鋭のトレーディングプラットフォーム及びTrader Workstation (TWS)を多くの地域・国々の顧客に提供している。
事業内容・提供サービス
Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ)は、自社の技術力を生かし流動性を提供し、価格、スピード、サイズ、商品種類、取引ツールをより良い物にすることだ。2020年11月現在、1日に100万件以上の注文約定を行い、世界150カ国に存在する15万口座にサービスをご提供している。世界65の取引所及び清算機関の会員資格を保有しプロセスの自動化、システムの自社開発により、低コストでの注文執行を可能にするなど、金融取引に対して多大な影響を与えている企業だ。
Interactive Brokersは、2020年11月現在、先物、オプション、株、債券、金利、FXを世界150カ国の金融機関、ヘッジファンド、アクティブトレーダー様に提供し、その取引量は1日100万約定を超えている。マーケットメーキング部門では、約60万銘柄の値付け業務を行い、東京証券取引所では2010年より“かぶオプ”(個別株オプション)のマーケットメイクを開始、米国個別株オプション市場においては17%の出来高シェアまた、世界の個別株オプション市場では約13%のシェアを保有するに至っている。