事業内容
沿革・会社概要
Impinj, Inc.(インピンジ)あらゆるアイテムをワイヤレスでインターネットにつなぐことで、ビジネスの仮想化、分析、および最適化をサポートする企業だ。より具体的には、RFID(Radio Frequency Identification)とそれに関連するサービスを提供している。2000年に設立されて以降、20年にわたり、Impinjはあらゆるものをオンラインで結ぶための方法を設計、製造、そして発明してきた。
RFIDとは、ICタグ(RFIDタグ)に登録された情報を非接触で識別する技術のことで、日本では鉄道の乗車カード、IDカード、工場や倉庫にて製品の識別などに幅広く用いられている技術だ。 一般的には、無線通信を用いて、ICタグを取り付けた様々な対象物を識別・管理するシステムやその部品のことを指す。RFIDなら、商品のタグを一つ一つ確認してて読み取る必要がなく、スキャナをかざすだけで一括で読み取ることが可能だ。棚卸し等に要する時間と人員を大幅に減らすことができる。電波で通信するため、梱包箱を開けずに箱の中のタグを読み取ることが可能であり、バーコードは汚れると読み取ることができなくなりますが、RFIDは汚れに強く、タグの表面が汚れていても読み取りに問題が生じないといった利点がある。
Impinjという会社の名称は「Impact-ionized Hot-electron Injection」の略である。Impinjは、もともと、Carver Mead 及び Chris Diorioによってカリフォルニア工科大学で行われた研究に基づいて設立された企業だ。2019年12月31日現在、Impinjの従業員は272名となっている。
Impinjのサービスを利用すれば、ワイヤレスであらゆるアイテムをつなげ、 識別し、位置を特定し、保護することができるようになる。たとえば、 在庫管理、資産管理、出荷認証といった作業を効率化することができる。
事業内容
Impinj(インピンジ)はUHF帯RFIDの世界標準規格である「EPCglobal C1G2」の規格を策定すると共に、 RFIDチップ(MONZA)、RFIDリーダ(SPEEDWAY REVOLUTION)、RFIDリーダ・チップ(INDY)およびRFIDアンテナ(SPEEDWAY ANTTENA)を提供している。さらに、Impinjはプラットフォームサービスも提供しており、このサービスは、RAIN RFIDの技術を用いたハードウエアとソフトウェアから構成されていて、エブリデイアイテムをインターネットにワイアレス接続することを可能とする。IMPINJのプラットフォームは3つのレイヤ、ソフトウェア/コネクティビティ―/エンドポイントで構成されている。
ソフトウェアサービス
Impinjのソフトウエアは、デバイス管理、データ処理、タグエンコーディング等のRAIN RFIDプロセスをシンプル化し、企業がすぐに利用出来るアイテムインテリジェンスを届けるサービスである。一方で、Impinjのコネクティビティ・デバイスには、RFIDリーダチップ、RFIDリーダー・ライター等の製品が揃えられており、これらのデバイスはエンドポイントもしくはタグ付けされたアイテムへのリード、ライト、認証、エンゲージを行うことを可能とするものである。さらに、Impinjのエンドポイント(ICタグチップ)は、個々のアイテムに取り付けられ、アイテムのID、場所、真贋の情報にアクセスを可能とするユニークな識別子を提供するものである。