事業内容
同社は、インテリア製品、自動車車両内装材製品、機能性資材製品の製造および販売を主な事業としています。これらの事業は、インテリア事業、自動車・車両内装事業、機能資材事業の3つのセグメントに分かれています。
インテリア事業では、株式会社スミノエと株式会社プレテリアテキスタイルが一般消費者向けのインテリア製品を販売しています。また、ルノン株式会社が壁紙を中心とした製品を提供しています。製造面では、住江テクノ株式会社がカーペットとその材料であるスミトロン糸を、丹後テクスタイル株式会社が緞帳や緞通を製造しています。
自動車・車両内装事業では、国内では同社とスミノエ テイジン テクノ株式会社が自動車内装材を販売しています。帝人テクロス株式会社と尾張整染株式会社が製造と加工を担当し、住江テクノ株式会社がカーペットと不織布の加工を行っています。海外では、アメリカ、メキシコ、中国、タイの各拠点で自動車内装材の製造と販売を行っています。
機能資材事業では、同社と蘇州住江織物有限公司(中国)がホットカーペット、浴室床材、消臭関連商材、航空機内装材を販売しています。製造は住江テクノ株式会社とSuminoe Textile Vietnam Co., Ltd.(ベトナム)が担当しています。
その他の事業として、関西ラボラトリー株式会社とインテック株式会社が試験業務請負業を行い、同社グループを中心に取引を行っています。これにより、同社は多様な製品とサービスを提供し、国内外での事業展開を進めています。
経営方針
undefinedは、技術とアイデアを駆使して人と社会に優しい空間を提供することを使命としています。中期経営計画「SUMINOE GROUP WAY 2022~2024~2027」を策定し、ESG経営を基盤に社会のニーズに応える商材の拡販とグローバル経営を推進しています。2025年から2027年にかけては、実力の底上げを図る期間と位置づけ、売上高や利益の向上を目指しています。
同社は、2027年までに営業利益率5%、ROE8%、PBR1.0倍を目標としています。これを達成するために、収益性の向上、グローバル展開の強化、非繊維領域の強化、経営基盤の強化、ブランディングの5つの重点テーマを掲げています。特に、インテリア事業では新たな需要の掘り起こしや中高級ゾーンへの市場展開を進め、自動車・車両内装事業ではグローバル戦略のアップデートと北中米拠点の成長を図ります。
機能資材事業では、スマートテキスタイルなどの新機能開発に注力し、新たな成長事業の醸成を目指しています。また、情報セキュリティの強化にも取り組み、外部の専門機関の助言を受けながら、セキュリティ対策を推進しています。これにより、同社は持続的な成長と企業価値の向上を図り、株主への利益還元を重視した経営を行っています。