デュアルタップ【3469】 スタンダード(内国株式)

東京23区を中心に資産運用型マンション「XEBEC」の企画・開発・販売や不動産管理、海外不動産事業を展開する不動産会社。

デュアルタップ【3469】 スタンダード(内国株式)

東京23区を中心に資産運用型マンション「XEBEC」の企画・開発・販売や不動産管理、海外不動産事業を展開する不動産会社。

事業内容

デュアルタップは、東京23区を中心に不動産販売事業を主軸とする企業です。同社は、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」の企画・開発を行い、個人投資家やリート、不動産ファンド、企業法人に分譲しています。「XEBEC」は、時代のニーズに合わせた高機能マンションで、特に「23区・駅近・高機能マンション」をコンセプトにしています。また、中古マンションやオフィスビルの売却も手がけています。

不動産管理事業では、デュアルタップが分譲した「XEBEC」やその他の資産運用型マンションの賃貸管理、仲介、建物管理を行っています。自社販売物件を中心に、賃料収入を保証するサブリース業務や家賃の集金代行、契約管理業務を提供しています。連結子会社のデュアルタップコミュニティと建物管理サービスが、物件の建物管理を担当しています。

海外不動産事業では、主に「XEBEC」を海外の富裕層向けに分譲し、マレーシアの主要都市で住宅や商業施設の建物管理を行っています。デュアルタップは、シンガポールやマレーシアなどの東南アジア諸国を拠点に、国内外の投資家に向けた事業活動を展開しています。マレーシアでは、連結子会社が日本品質の建物管理事業を推進しています。

営業支援事業では、製造や技術に経営資源を集中する企業に対し、営業戦略の立案や営業代行などの総合的な支援を提供していましたが、関連子会社の株式を売却したため、現在はこの事業から撤退しています。

経営方針

デュアルタップは、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」を中心に、不動産販売事業を展開しています。同社は、顧客の資産価値を最大化し、社会の発展に貢献することを目指しています。経済動向や業界環境を考慮し、採算性を重視した経営方針を採用しています。主力の不動産販売事業に加え、関連事業の拡大や新規事業への進出を視野に入れ、長期的な企業価値の創造を図っています。

デュアルタップは、売上高営業利益率3%~5%、自己資本比率20%を目標に掲げ、健全な事業拡大を目指しています。東京都の人口増加や賃料の上昇を背景に、ワンルームマンションの需要が堅調であると見込んでいます。これに対応し、「XEBEC」の認知度向上と販売チャネルの拡大を図っています。個人投資家だけでなく、リートや不動産ファンドなど多様な顧客層へのアプローチを強化しています。

不動産管理事業では、自社開発物件に加え、他社販売物件の管理獲得を進めています。賃料収入の拡大や空室率の低減に注力し、管理物件の資産性向上を目指しています。海外不動産事業では、アジア圏を中心に活動エリアを拡大し、国内外の投資家に多様な不動産を紹介しています。特にマレーシアでは、日本の建物管理事業の文化と品質を広めることに努めています。

デュアルタップは、リスクマネジメント体制の強化やブランド価値の向上、優秀な人材の確保と育成に注力しています。また、開発物件の安定的な仕入体制の構築や財務基盤の維持・拡大を図り、持続的な成長を目指しています。コンプライアンス経営の強化も重視し、内部統制システムの整備を進めています。これらの戦略を通じて、デュアルタップは長期的な企業価値の向上を目指しています。