宮地エンジニアリンググループ【3431】 プライム(内国株式)

橋梁や鉄骨の設計、製作、施工から土木、プレストレストコンクリート工事まで、幅広い建設事業を展開。

宮地エンジニアリンググループ【3431】 プライム(内国株式)

橋梁や鉄骨の設計、製作、施工から土木、プレストレストコンクリート工事まで、幅広い建設事業を展開。

事業内容

宮地エンジニアリンググループは、宮地エンジニアリング株式会社を中心に、子会社5社を含む持株会社体制を敷いています。このグループは、橋梁や鉄骨などの鋼構造物に関する一連のサービスを提供しており、その範囲は調査診断・点検から設計、製作、架設、補修・補強に及びます。また、土木工事やプレストレストコンクリート工事の設計、施工・工事管理も手掛けています。

同社グループは、事業内容を基にしたセグメントで構成されており、「宮地エンジニアリング」と「エム・エム ブリッジ」の2つが主要な報告セグメントです。「宮地エンジニアリング」では、新設橋梁の設計から施工、既設橋梁の維持管理や補修・補強、さらには橋梁周辺の鋼構造物や複合構造物の設計・製作・施工、FRP構造物の販売、プレストレストコンクリート橋梁やその他土木事業、大空間・超高層建築物、鉄塔、煙突、工場建物、既設構造物の耐震・免震工事など、幅広いサービスを提供しています。

一方、「エム・エム ブリッジ」では、橋梁や沿岸構造物の設計・製造から据付、販売及び修理までを行っています。これらのセグメントを通じて、宮地エンジニアリンググループは構造物のライフサイクル全般にわたるサービスを提供し、社会基盤の維持・強化に貢献しています。

経営方針

宮地エンジニアリンググループは、社会インフラの建設・維持・補修を通じて豊かな国土と明るい社会創りに貢献することを経営理念としています。同社は、公正な競争と社会や顧客のニーズに応える製品・サービスの提供を目指し、持続的な成長と社会的責任の遂行に努めています。経営環境の変化に対応し、国内鋼橋市場の動向を踏まえた最適経営を行うことで、中期経営計画の達成を目指しています。

同社グループは、2022年度を初年度とする中期経営計画を策定し、その初年度においては概ね計画に近い業績を達成しました。今後も、新設関連工事、大規模更新・保全関連工事、民間工事に経営資源を適切に配分し、技術開発やデジタルトランスフォーメーションに基づく生産性向上、人材の確保・育成、女性活躍の推進、働き方改革を進めることで、中期経営計画の達成に努めます。

特に、橋梁事業では、新設関連と大規模更新・保全関連で安定した発注量が見込まれており、高難度ビッグプロジェクトの推進も見込まれています。鉄道関連では、首都圏の再開発事業や連続立体交差事業など、高難度工事において同社グループの技術力が強みを発揮できるとしています。

2024年3月期の連結業績については、売上高690億円、営業利益66億円、経常利益67億円、親会社株主に帰属する当期純利益35億円を目指しています。これらの戦略を通じて、宮地エンジニアリンググループは、ステークホルダーと共に歩み、共に成長する企業を目指しています。