稲葉製作所【3421】 スタンダード(内国株式)

物置・ガレージ・倉庫の製造販売を行う鋼製物置セグメントと、机・椅子・収納庫を提供するオフィス家具セグメント。

稲葉製作所【3421】 スタンダード(内国株式)

物置・ガレージ・倉庫の製造販売を行う鋼製物置セグメントと、机・椅子・収納庫を提供するオフィス家具セグメント。

事業内容

株式会社稲葉製作所は、主に二つの事業セグメントを展開しています。一つ目は「鋼製物置セグメント」で、物置やガレージ、倉庫の製造と販売を行っています。このセグメントでは、小型収納庫シリーズの「アイビーストッカー」や「タイヤストッカー」、中型物置シリーズの「ナイソー」や「フォルタ」、大型物置シリーズの「フォルタ大型」など、多様な製品を提供しています。

二つ目のセグメントは「オフィス家具セグメント」です。このセグメントでは、机や椅子、壁面収納庫などのオフィス家具を製造・販売しています。具体的な製品には、ハイブリッドデスク「デュエナ」やオフィスチェア「スウィン」、壁面収納庫「ティーエフ」などがあります。また、サイレントブース「ヴィアルーム」やローパーティション「ユルト」なども取り扱っています。

同社は、これらの製品を代理店や販売店を通じて販売しています。また、連結子会社である株式会社共進やイナバクリエイト株式会社、非連結子会社の株式会社カトウ産業を通じて、鋼製物置製品の販売を行っています。オフィス家具製品については、イナバインターナショナル株式会社を通じて販売を行い、OEM製品の製造・販売も手がけています。

物流業務については、非連結子会社のイナバロジスティクス株式会社が担当しています。この会社は、稲葉製作所の物流業務やイナバインターナショナル株式会社の物流・施工業務を行っています。これにより、同社グループ全体の効率的な物流体制を支えています。

経営方針

株式会社稲葉製作所は、独自性のある高品質な製品を提供することを経営理念とし、鋼製物置とオフィス家具の製造・販売を行っています。同社は、社会環境の変化に対応しながら、開発・生産・販売の一貫体制を活かして企業価値の向上を目指しています。

同社は、持続的成長と企業価値の向上を目指し、設備投資と生産革新を重視しています。富岡工場や犬山工場、柏工場の刷新を進め、生産性と自動化を推進しています。これにより、資本収益性の改善を図り、次の成長投資に繋げる好循環を目指しています。

稲葉製作所は、営業・技術・製造の3本柱を基盤に、信頼、独自性、品質を追求しています。営業部門は顧客との信頼構築を重視し、技術部門は独自性ある製品開発に注力、製造部門は高品質な製品を提供するための一貫生産体制を維持・強化しています。

同社は、鋼製物置事業での高シェアと高収益の維持、オフィス家具事業での競争力ある製品ラインナップの充実を図っています。これにより、収益性の改善を目指し、事業基盤の拡大や株主還元に活用する成長投資を推進しています。

環境負荷の低減やコーポレート・ガバナンスの強化にも取り組んでいます。省エネルギーや廃棄物削減、部品共通化を進め、持続可能な事業運営を目指しています。また、リスク管理体制の整備により、安定した事業継続を図っています。