事業内容
バルニバービグループは、株式会社バルニバービを中心に、連結子会社18社、持分法適用関連会社1社、非連結子会社2社で構成されています。同社グループは、「美味しいものを、より楽しく、より健康に、より安く」をテーマに、レストラン事業とエステートビルドアップ事業を展開しています。
レストラン事業では、その時代にその街で生きる人々が長く必要とするレストランを、周囲の良好な環境を取り込む形で統合的にデザインし、運営しています。チェーン店のように既定の業態を多店舗展開するのではなく、一店舗ずつ丁寧に出店し、店舗運営子会社によりマニュアルではなく各店舗の状況に合わせたきめ細かいメニュー、サービス、イベントなどを創意工夫した運営が行われています。また、バッドロケーションにおいても、低水準な店舗家賃や競合店舗が少ないエリアに着目し、周辺地域の活性化にまで繋がるランドマークとなる出店を行っています。
エステートビルドアップ事業では、個性的で潜在的魅力に溢れるエリアを発掘、取得し、レストラン旗艦店と宿泊施設を中心に飲食店や物販店、レジャー施設等の複合的な店舗や機能を一体的に開発することで、そのエリアの不動産価値向上を目的としています。地域内外から人が集まる「食」をベースとしたエリアの活性化を推進し、店舗の運営収益に加え、活性化した不動産の流動化による新たな収益を見込んでいます。
その他の事業として、企業や行政機関などに対して地域ブランド振興やカフェ、レストランの企画・開発等のコンサルティング業務を行っています。
特集記事
経営方針
バルニバービグループは、「美味しいものを、より楽しく、より健康に、より安く」をテーマに、レストラン事業とエステートビルドアップ事業を中心に展開しています。同社は、個性的な店舗運営を通じて外食の未来を創造し、持続可能な循環型社会の実現に貢献することを目指しています。「食から始まる日本創再生」をビジョンに掲げ、地域の魅力を再認識し、地方創生にも積極的に取り組んでいます。
中期経営計画「イノベーティブシナジー 2028」では、レストラン事業の徹底強化と出店加速、エステートビルドアップ事業における複数エリアの開業を通じてグループの成長を加速させる方針です。特に、レストラン事業では年間5店舗以上の出店を目指し、エステートビルドアップ事業では淡路島北西海岸及び出雲以外のエリアにおける開業を計画しています。
重点課題としては、既存開発エリアにおける店舗の高収益化、不動産投資回収計画の推進、新たなエリア開発のための人材採用及び育成強化、魅力あるコンテンツの開発、投資スキームの進化と深化、組織課題として運営子会社の経営能力向上と成長促進、ITやAIを活用した業務効率化、ガバナンス体制強化、リスク管理機能の強化などが挙げられます。
バルニバービグループは、これらの戦略と課題に対処することで、企業価値の持続的な向上を目指し、売上高成長率及び営業利益率などの経営指標を重視しています。同社の取り組みは、地域社会への貢献と企業成長の両立を目指すものであり、今後の展開が注目されます。