事業内容
シップヘルスケアホールディングスは、医療・保健・福祉・介護・サービスの分野において、幅広い事業を展開しています。同社グループは、連結子会社67社及び関連会社4社を含む組織体で、以下の主要事業セグメントを有しています。
1. トータルパックプロデュース事業: このセグメントでは、医療機関の新設や移転新築、増改築などのニーズに対応し、医療設備の企画運営・コンサルティング、医療機器・設備の販売及びメンテナンス、設備工事などを一括して提供しています。また、医療情報システムの開発・販売、不動産賃貸業務、動物病院の運営なども手がけています。
2. メディカルサプライ事業: 医療施設に対する診療材料や医療機器の販売を行っており、院外SPDシステム(院内物流代行システム)を通じた販売や、整形・循環器関連の専門領域での販売も展開しています。物品管理や洗浄・滅菌、保守点検業務などの受託も行っています。
3. ライフケア事業: 老人ホームやグループホーム、小規模多機能施設の運営、食事提供サービス、デイサービスやパワーリハビリ施設の運営と支援業務を提供しています。このセグメントは、高齢者の生活支援に重点を置いています。
4. 調剤薬局事業: 調剤薬局の運営を行っており、医薬品の調剤や健康相談などを通じて、地域医療に貢献しています。
これらの事業を通じて、シップヘルスケアホールディングスは、医療・保健・福祉・介護の各分野でトータルソリューションを提供し、社会に貢献しています。
経営方針
シップヘルスケアホールディングスは、医療・保健・福祉・介護・サービス分野におけるトータルソリューションプロバイダーとして、多角的な事業展開を行っています。同社の成長戦略は、経営理念「SHIP」(誠実な心、情の心、革新者の気概、パートナーシップ精神)に基づき、生命を守る人の環境づくりをグループミッションとして掲げています。
中期経営計画「SHIP VISION 2024」では、2025年3月期を目処に売上高630,000百万円、営業利益26,000百万円の達成を目標としています。この計画の下、コア事業のさらなる高成長、積極的なバリューの拡大、機能強化戦略、サステナビリティへの取り組みが重要施策として挙げられています。
具体的な経営戦略として、トータルパックプロデュース事業では、医療機関全体をコーディネートするヘルスケアエンジニアリングとコンサルテーションを強化し、新規プロジェクトの拡大とグループ間のシナジーを先導します。また、商社系・メーカー系と連動した戦略的海外展開も図ります。メディカルサプライ事業では、医師との信頼関係構築と付加価値の高め方、資本提携を進めます。ライフケア事業では、介護施設の運営管理機能の向上と再教育の徹底、他セグメントとの連携強化を目指します。調剤薬局事業では、店舗運営の効率化、メディカルモールの企画案件強化、ジェネリック医薬品の活用、新規店舗開発を進めます。
これらの戦略を通じて、シップヘルスケアホールディングスは、医療業界の厳しい経営環境の中でも、持続可能な成長を目指しています。