事業内容
アーバネットコーポレーションは、主に不動産事業とホテル事業を展開しています。同社は、東京23区内の駅から徒歩10分以内の立地にこだわり、投資用ワンルームマンションの開発・販売を基軸としています。また、分譲用マンションや戸建住宅の開発・分譲、アパートの開発・販売、事業用地の仕入れ・販売、不動産売買の仲介、不動産賃貸業なども手がけています。
同社は、設計事務所からスタートしたデベロッパーとして、デザイン性やアートを取り入れた独自のブランドを確立しています。効率的なビジネスモデルを構築し、少人数体制でアウトソーシングを活用しつつ、強い財務体質を持つことを目指しています。また、賃貸用不動産の自己保有を進め、固定収入の確保にも注力しています。
アーバネットコーポレーションは、エンドユーザー向けの分譲・賃貸・マンション管理事業を展開するため、2015年に100%子会社の株式会社アーバネットリビングを設立しました。さらに、2020年にはホテル事業に参入し、東京・蒲田駅前に「ホテルアジール東京蒲田」を開業しました。このホテルは、開発・運営のノウハウを蓄積するための研究目的で運営されています。
また、2024年には株式会社ケーナインを子会社化し、東京・川崎・横浜での戸建・テラスハウス分譲やアパート開発を行うことで、事業領域を拡大しています。最近では、DINKS向けやファミリータイプのプランを組み込んだ複合型マンションの開発を進め、都市型賃貸マンションとして新たな市場に対応しています。
経営方針
アーバネットコーポレーションは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、都市型賃貸マンションの開発・販売を基軸に、東京23区を中心とした不動産事業を展開しています。同社は、地域性を重視したデザインと機能性を追求し、購入者と居住者の満足度を高めることを重視しています。また、M&Aを活用した事業領域の拡大や、シルバー層向け住居やホテル開発にも注力しています。
アーバネットコーポレーションは、ホテル事業においてもインバウンド需要の拡大と国内旅行需要の回復を背景に、客室稼働率と客室単価の向上を図り、事業収益の最大化を目指しています。さらに、他社との共同事業や東京都心以外での開発も視野に入れ、持続的な成長を図っています。これにより、安定的な収益の確保と株主への利益還元を重視しています。
同社は、コンプライアンスとコーポレートガバナンスの強化を経営の重要課題とし、内部統制システムの整備を進めています。また、競争力のある事業用地の取得を通じて利益率の維持・向上を図り、販売先の多様化を進めています。特に、国内外の投資家や富裕層、事業法人向けの販売チャネルを拡充し、ホテル事業への参入も行っています。
さらに、アーバネットコーポレーションは、事業領域の拡大を図るため、2024年に株式会社ケーナインを子会社化し、戸建・テラスハウス分譲事業を基軸事業に取り込んでいます。これにより、シナジー効果を活かした新たな事業展開と優秀な人材の確保を進め、売上高と利益の持続的拡大を目指しています。