事業内容
イントランスは、不動産事業、ホテル運営事業、ハーブガーデン運営事業、その他事業を展開している多角的な企業グループです。同社グループは、全国の商業ビルやオフィスビル、レジデンスなどの中古物件を対象にした不動産再生事業を主軸に据えています。これには、未利用または低稼働の不動産を取得し、エリアの特性やニーズに合わせて価値を高め、再生させることが含まれます。また、不動産の売買仲介、アセットマネジメント、プロパティマネジメント事業を通じて、不動産に関するトータルサービスを提供しています。
ホテル運営事業では、中国マーケットをターゲットとしたインバウンド送客の受け皿として、国内で宿泊施設の運営や運営受託、運営コンサルティングを行っています。これにより、訪日外国人観光客の増加に対応し、宿泊業界における同社のポジションを強化しています。
ハーブガーデン運営事業では、連結子会社である大多喜ハーブガーデンが中心となり、ハーブガーデン施設の運営やハーブの卸売販売、生産を手掛けています。この事業を通じて、自然との共生や健康志向の高まりに対応した商品やサービスを提供しています。
その他事業としては、瀛創(上海)商務咨洵有限公司を通じた国内インバウンド送客関連事業や、ジャパンホテルインベストメント株式会社及びホスピタリティインベストメント合同会社によるホテル投資ファンドの企画など、幅広い分野での事業展開を行っています。これらの事業を通じて、イントランスは多様なニーズに応える企業グループとして成長を続けています。
経営方針
イントランスは、不動産事業を安定収益の基盤としながら、ホテル運営事業において高い成長を目指しています。同社グループは、ホテル施設運営、ホテル運営受託、ホテル運営アドバイザリー、そしてホテル投資ファンドの組成を中核とした事業展開を推進しており、これらを通じて企業価値の向上及び財務体質の強化を目標としています。現在は、ホテル運営事業の基盤確立に向けた投資段階にあり、収益の拡大を経営指標として定めています。
不動産業界の資材価格高騰や消費マインドの低下などの影響があるものの、低水準の資金調達コストを背景に投資家の意欲は旺盛で、不動産市場は堅調に推移しています。また、ホテル関連分野では、国内旅行の需要回復やインバウンド需要の増加基調が見られ、これらを追い風にホテル運営事業の成長が期待されています。
イントランスは、財務基盤の強化、ホテル運営事業の早期拡大と収益化、そして人材の確保を優先的に対処すべき課題としています。特に、ホテル運営事業の成長と収益化のためには、多様な収益機会の確保及び規模の拡大が必要であり、事業間の連携を高める取り組みが進められています。また、施設運営や事業開発に必要な人材の確保にも努めており、これらの戦略を通じて、イントランスは持続的な成長を目指しています。