事業内容
チムニーは、飲食事業、コントラクト事業、その他(通信販売等)、酒販事業を展開している多角的な企業です。飲食事業では、「はなの舞」や「さかなや道場」などのブランドを通じて、直営店舗とフランチャイズ店舗の運営を行っています。これらの店舗では、新潟県の新潟地方卸売市場での買参権を活用した鮮魚や、直接契約した農家からの農産物など、鮮度の高い食材を提供しています。また、東京都中央卸売市場大田市場内に設立した大田市場チムニー株式会社を通じて、養殖魚の神経締めや活貝などの調達網を構築し、全国への商品供給体制を整えています。
コントラクト事業では、特定の施設内での食堂受託事業を展開し、全国94ヶ所の施設で飲食の提供を行っています。その他の事業としては、主に通信販売業を行っており、飲食事業やコントラクト事業に含まれない分野をカバーしています。酒販事業では、株式会社やまやをはじめとする関連会社を通じて、酒類及び食料品の製造、仕入れ、卸売、小売を行っています。
チムニーは、これらの事業を通じて、食に関わる多様なニーズに応えるサービスを提供しており、飲食店の運営から食材の調達、通信販売、酒類の製造・販売に至るまで、幅広い事業を展開しています。
経営方針
チムニーは、外食業界における厳しい経営環境の中で、中長期的な成長戦略を推進しています。同社は、「心」と「食」と「飲」を通じて地域社会に貢献し、世界中のお客様から感謝される企業を目指しています。そのために、PDCC(Plan、Do、Check、Communication)の行動循環を意識し、企業価値の拡大と業績向上に努めています。
具体的な経営戦略として、チムニーは食の六次産業化に取り組んでいます。これには、一次産業(生産)から三次産業(店舗販売)までを一貫して自社で展開することが含まれます。安全・安心な独自素材の調達、鮮度と品質を追求するバックキッチンの運営、地域密着型の店舗運営を通じて、新しい価値の創造と提供に努めています。また、地産地消の拡大やサービス力と商品力の継続的な向上を目指しています。
人財の採用と教育訓練の強化も、チムニーの重要な戦略です。「志」「技術」「情熱」を持つ人財を育成し、お客様満足度の向上を図っています。さらに、居酒屋事業の収益化、専門業態の拡大、外販や物販、ECサイトを通じた店外売上の促進に注力しています。
経営環境としては、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の上昇など、多くの課題に直面しています。これらに対応するため、安全・安心な店舗運営の継続、新業態開発の推進、販売チャネルの強化、サステナビリティ活動の推進など、多角的な取り組みを進めています。また、M&Aを含めた新規事業や店舗網の拡大も視野に入れています。
これらの戦略を通じて、チムニーは持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。