事業内容
大光は、業務用食品の卸売業、小売業、水産品の卸売業を主な事業セグメントとして展開しています。これらの事業は、同社とその連結子会社である株式会社マリンデリカによって構成されています。以下に、各事業セグメントの詳細を紹介します。
まず、外商事業では、東海地区を中心に関東から関西までの広範囲をカバーしています。この事業では、ホテルやレストランで使用される食品から、給食や弁当、惣菜に使用される食品の卸売を行っています。9つの拠点を持ち、地域に密着したサービスを提供しています。
次に、アミカ事業では、愛知・岐阜を中心に、東京、静岡、三重、滋賀、福井、長野の1都7県に51店舗を展開しています。この事業は、キャッシュアンドキャリー形式の直営店舗「アミカ」を通じて、小規模外食業者や一般消費者に商品を提供しています。顧客は現金で購入し、商品を自ら持ち帰るスタイルです。
水産品事業は、株式会社マリンデリカが担当しています。この事業では、食品メーカーや食品卸売会社に対して、イタヤ貝や帆立貝などの貝類を中心とした水産品の卸売を行っています。専門性の高い商品を提供し、業界内での信頼を築いています。
その他の事業として、同社は太陽光発電事業も手がけています。再生可能エネルギーの活用を通じて、環境への配慮を示しつつ、事業の多角化を図っています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献しています。
経営方針
大光は、業務用食品商社として「食」と「豊かさ」の本質を追求し、顧客や社員の幸福、豊かな社会の実現に貢献することを基本理念としています。同社は中期経営計画において、「人材の育成」、「販路の拡大」、「収益性の向上」を掲げ、全社を挙げて取り組んでいます。特に人材育成では、食のプロとして顧客にアドバイスできる人材の育成を重視し、業務の標準化や効率化を図るための体制整備を進めています。
販路拡大においては、外商事業での新規顧客開拓やアミカ事業での東海地区のドミナント化、販売エリアの拡大を目指しています。特にアミカ事業では、継続的な新規出店と既存店舗の活性化を通じて、地域での業務用食品スーパー№1を目指しています。また、収益性向上のため、プライベートブランド商品の販売強化や、外商事業とアミカ事業、水産品事業のシナジー効果を活かした商品ラインナップの充実を図っています。
さらに、同社は食品安全の確保や品質管理の徹底を重視し、プライベートブランド商品の製造委託工場での衛生管理体制の強化を進めています。これにより、消費者に安全・安心な商品を提供し、信頼を築くことを目指しています。大光は、これらの戦略を通じて、企業価値の向上と持続可能な成長を実現し、ステークホルダーに対する社会的責任を果たすことを約束しています。