事業内容
沿革・会社概要
Twitter, Inc.(ツイッター)は米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社をおくインターネット企業。ソーシャルネットワークサイト『Twitter』を運営。『Twitter』では140字以内の「ツイート」と呼ばれる投稿ができる。
2006年に創業、2013年ニューヨーク証券取引所に上場。創業者の1人であり、初期の中心開発者だったジャック・ドーシーが2015年10月からCEOを務めている。
事業内容
Twitter, Inc.(ツイッター)ではSNSプラットフォーム『Twitter』を運営している。売上は広告サービス販売を行う「Advertising services(広告サービス)」とデータをサードパーティーにライセンス供与する「Data licensing and other(データライセンス他)」から構成させている。
Advertising services(広告サービス事業)
広告サービスの主な収入は、プロモートコンテンツ販売だ。プロモートコンテンツとしては「Promoted Tweets(プロモートツイート)」「Promoted Accounts(プロモートアカウント)」「Promoted Trends(プロモートトレンド)」の3つがある。
なお、広告主に販売するプロモ製品の大部分はTwitterに掲載されるが、サードパーティのパブリッシャーのWebサイト、アプリケーション、またはその他の製品に掲載することで広告収入も生み出している。
Promoted Tweets(プロモートツイート)
Promoted Tweetsは、「プロモート」とラベル付けされたツイート。デスクトップ、モバイルに関係なく、通常のツイートと同じようにタイムライン、検索結果、またはプロファイルページに表示される。
独自のアルゴリズムと各アカウントの興味分野を用いて、特定のアカウントに関連することを目的としたプロモツイートが配信できる。広告主は、個々のアカウントのプロファイル(「interest graph」)に基づいて投稿先をターゲティングできる。 プロモツイートは、オークションを通じて価格設定された、ペイフォーパフォーマンス(業績の達成度に応じた金額)またはペイフォーインプレッション(インプレッションの達成度に応じた金額)での配信広告となっている。
Promoted Accounts(プロモートアカウント)
「プロモート」とラベル付けされたプロモートアカウントは、広告主がビジネス、製品、またはサービスに関心のある人々のコミュニティを成長させる方法を提供する。プロモートアカウントは、オークションを通じて価格設定された成果報酬型の広告となっている。
Promoted Trends(プロモートトレンド)
「プロモート」とラベル付けされたプロモートトレンドは、特定の国またはグローバルベースでの1日中、トレンドトピックまたはタイムラインのリストの上部に表示される。プロモーショントレンドは、1日あたりの固定料金で販売している。
また、Twitterで最新の買収広告製品である、ビデオ活用ができる「Promoted Trend Spotlight」も提供している。
Data licensing and other(データライセンス等事業)
データパートナーがアクセス、検索、およびアクセスできるようにするデータ製品やデータライセンスを提供することで、データライセンスおよびその他の収益を生み出している。プラットフォーム(公開ツイートとそのコンテンツで構成される)の履歴データとリアルタイムデータを分析し、「MoPub」エクスチェンジを通じてモバイル広告エクスチェンジサービスを提供する。
データパートナーは通常、一定期間、Tiwtter社のデータの全部または一部にアクセスするためのライセンスを購入する。
なお、「MoPub」は モバイルに焦点を合わせた広告取引所で、広告配信、広告ネットワークメディエーション、リアルタイム入札取引所を1つの包括的な収益化プラットフォームに組み合わせたものだ。
SNSサービス『Twitter』とは
Twitterは世界中で起こっていること、人々が今話題にしていることを投稿するプラットフォーム。ニュース速報やエンターテインメントからスポーツ、政治、日常の関心事まで、ツイッターはストーリーのあらゆる側面を表示する。オープンな会話に参加して、ハイライト、クリップ、またはライブストリーミングイベントを見ることができる。
Twitterは世界中の40以上の言語で利用できる。
メディアアウトレットやプラットフォームパートナーとのパートナーシップを通じてなど、Twitter全体でライブブロードキャストも引き続き実装している。
メディアとTwitterのプラットフォームパートナーはツイートを配信し、コンテンツを補完することで、Twitterコンテンツのリーチを拡大することも支援する。
Periscopeは、誰でもビデオをブロードキャストし、他のユーザーと一緒にライブで視聴できるモバイルアプリケーションだ。ペリスコープブロードキャストは、Twitterを介して、デスクトップまたはモバイルWebブラウザーで表示することもできる。
2019年、Twitterは機械学習モデルを改善して、人々のホームのタイムラインと通知により関連性の高いコンテンツを提供する方針を打ち出した。
トピックやイベントに関するコンテンツを適切に整理することで、Twitterにアクセスしたときに探しているものを簡単に見つけられるようにし、会話のフォローと参加を容易にするとアピールしている。
また、スポーツ、エンターテインメント、ニュース、政治にまたがる、短いビデオやハイライトを含むライブおよびオンデマンドのビデオコンテンツを使用して、Twitterでのイベントに関する一般の会話を引き続き強化している。
さらに、コア広告サーバーを再構築するための取り組みの一環として、新しい広告プラットフォームサービスを出荷することにより、より迅速にイノベーションを起こし、広告主により良いリターンを提供するための取り組みを続けた。 2019年も、プラットフォームの健全性を向上させるための努力を続け、人々が会話の一部として安全であると感じ、サービスに関する信頼できる情報を見つけられるように尽力した。
健全性に関する主な重点分野には、不健全なコンテンツの可視性を積極的に制限する取り組み、選挙関連の会話の整合性の保護、人々による会話の制御の強化などがある。また、Twitterプライバシーセンターを立ち上げて、ユーザーが共有する情報を保護するためにTwitterが行っていることをより明確に提供している。