事業内容
八洲電機は、電気機器、情報機器、産業用設備、空調関連機器の販売及びシステム工事を主軸に事業を展開しています。同社グループは、八洲電機を含む9社で構成され、幅広い分野でのソリューション提供を行っています。
事業セグメントは、プラント事業、産業・設備事業、交通事業の3つに大別されます。プラント事業では、低炭素社会・循環型社会の実現に向けたエンジニアリング力を活かし、電機制御、発電設備、電源設備、生産管理システム、省エネ・環境技術を主体としたグリーン製品などのソリューションを提供しています。
産業・設備事業では、化学、医薬、紙パルプ、精密機器製造業向けに受変電設備、空圧設備、空調・冷熱設備などのユーティリティー設備や産業機器全般、情報・環境製品・システムを提供しています。また、通信・データセンター事業者向けには大規模サーバー設備用冷却装置、公共社会インフラ施設向けには設備機器・システム、ビル・店舗建設業向けには業務用空調機やLED照明など、幅広いサービスを提供しています。
交通事業では、鉄道の安全・安定輸送を支える車両や設備の提供からアフターサービスまでを一貫して行っており、鉄道事業者が運営する不動産、ホテル、流通、福祉等の各種事業にも設備機器、情報・環境製品等を提供しています。
これらの事業を通じて、八洲電機グループは持続可能な社会の実現に貢献しています。
経営方針
八洲電機は、環境配慮型社会への貢献を経営ビジョンとして掲げ、ステークホルダーとの共創を通じて企業価値の向上を目指しています。同社は、連結経常利益を重要な経営指標とし、収益力の強化と事業領域の拡大を図ることで、さらなる成長を目指しています。経営環境の変化に対応し、2024年度を最終年度とする中期経営計画を策定し、事業規模の拡大と収益力の強化に取り組んでいます。
八洲電機グループは、電機制御システム、電源システム、空調システムの3つのコア技術を活かし、ソリューションエンジニアリング力の強化を図ります。また、グループ各社の連携により、顧客のグリーン化(GX)投資、デジタル化(DX)投資、事業変革投資を取り込み、社会課題や顧客の経営課題を解決することで、事業規模の拡大を目指します。
さらに、ウェルビーイング経営の推進により、従業員のエンゲージメント向上と生産性の向上を図ります。コンプライアンスとCSR活動の推進を通じて、サステナビリティ経営に取り組み、社会貢献と持続可能な社会の構築に努めます。これらの戦略を実行することで、八洲電機は企業価値の向上とエンジニアリング会社としてのさらなる進化を目指します。