事業内容
沿革・会社概要
Synchrony Financial(シンクロニィ・フィナンシャル。以下、Synchrony)は、消費者金融サービスのリーディングカンパニーだ。Synchronyは、幅広い専門的な融資プログラムを提供するとともに、革新的な消費者金融サービスを提供している。デジタル、リテール、ホーム、自動車、旅行、健康、ペットなどの主要な業界にまたがる金融商品を取り扱う。
Synchronyが「パートナー」と呼んでいるのは、Synchronyのグループ企業、業界団体、ヘルスケアサービスプロバイダーだ。Synchronyは、米国およびカナダ全土にあるパートナーが運営する41万カ所以上の店舗、およびパートナーのウェブサイトやモバイルアプリケーションを通じて、パートナーの顧客に商品やサービスを購入するためのクレジット商品を提供している。2019年度、Synchronyは1,494億ドルの購入額を融資し、2019年12月31日時点で872億ドルのローン債権と7,550万件の有効口座を有している。
Synchronyのアクティブアカウントは、消費者と企業の両方の地理的に多様なグループを表しており、2019年12月31日現在のアクティブアカウントの平均FICOスコア(FICOスコアとは、300〜850点で個人の信用力を格付けしていく手法のことを言う。スコアが高ければ高いほど、クレジット枠も増える)は719となっている。
Synchronyのビジネスは、Lowe'sやAshley Home Storeなどの有名な消費者ブランドを持つ全米有数の小売店やメーカーをはじめ、AmazonやPayPalなどの大手デジタルパートナーを含むパートナーとの長年にわたる協力的な関係から利益を得ている。Synchronyのパートナー中心のビジネスモデルは、Synchronyの利益とパートナーの利益を一致させ、パートナーとお客様の双方に実質的な価値を提供しているからこそ成功してる。
Synchronyの顧客は、クレジットへの即時アクセス、キャッシュバック・リワードなどの割引、プロモーション・オファーなどの恩恵を受けている。Synchronyでは、パートナーとの統合と幅広いマーケティングの専門知識を通じて差別化を図っている。オムニチャネル(店頭、オンライン、モバイル)の技術とマーケティング能力を備えており、複数のチャネルで顧客にクレジット商品を即座に提供し、提供することができている。
事業内容・サービス内容
Synchronyは、単一の事業セグメントを通じて事業を展開している。資金調達コスト、貸倒引当金繰入額、営業費用を含む収益性と費用は、事業全体で管理している。
Synchronyの事業の大部分は米国内で行われており、クレジット商品は、3つの販売プラットフォーム(リテールカード、ペイメントソリューション、ケアクレジット)を通じて販売されている。これらの販売プラットフォームは、提供する商品の種類や提携先によって構成されており、ローンの金利や手数料、ローン債権、有効口座、その他の販売指標で測定されている。カードは、プライベートブランドのクレジットカードを中心に、デュアルカード、汎用コ・ブランドのクレジットカード、中小企業向けのクレジット商品を提供して利便性を高めている。
Payment Solutionsは、主にプライベートブランドのクレジットカードと営業貸付金を提供したもので、Synchronyは、大手消費者向けのプロモーション・ファイナンスのリーディング・プロバイダーだ。CareCredit は、歯科、眼科、聴覚、化粧品などの健康、獣医学、パーソナルケアの手続き、サービス、製品のためのプロモーション・ファイナンスを消費者に提供する大手プロバイダーとなっている。Synchronyは、主にSynchronyの100%子会社である銀行を通じてクレジット商品を提供しています。さらに、Synchronyは、個人および法人の顧客に対して、連邦預金保険公社(FDIC)の保証を受けた預金商品を直接提供することも行っている。また、Synchronyでは、FDIC(連邦預金保険公社)の保証を受けた預金商品を提供している第三者証券会社を通じて、Synchronyに預金を預けることも行っている。
Synchronyでは、近年、オンライン・ダイレクトバンキング業務を大幅に拡大しており、Synchronyの預金基盤は、信用活動のための安定的かつ多様な低コストの資金調達源となっている。2019 年 12 月 31 日現在、Synchronyの預金残高は651億ドルで、Synchronyの総資金調達源の77%を占めるに至っている。