事業内容
シキボウは、繊維製品の製造販売、工業用品の製造販売、不動産の賃貸などを主な事業内容としている企業グループです。シキボウグループは、シキボウを含む子会社24社で構成されています。
繊維事業では、糸、布、ニット、二次製品などの製造販売を行っており、シキボウをはじめとする13社がこのセグメントに関わっています。これらの製品は、衣料品や家庭用テキスタイルとして幅広く利用されています。
産業材事業では、製紙用ドライヤーカンバス、フィルタークロスなどの工業用品の製造販売を行っており、シキボウを含む4社がこのセグメントを担当しています。また、産業機械の製造販売、化成品の製造販売、陶磁器の製造販売も行っており、それぞれ特定の子会社がこれらの事業を手掛けています。
不動産・サービス事業では、不動産賃貸やリネンサプライ業、繊維製品の配送・倉庫業務、保険代理業などを展開しています。このセグメントには、シキボウを含む複数の子会社が関与しており、幅広いサービスを提供しています。
シキボウグループは、これらの多岐にわたる事業を通じて、繊維業界だけでなく、産業材やサービス業界においてもその存在感を示しています。
経営方針
シキボウは、繊維、産業材、不動産・サービスの各事業分野で、独自の機能や技術力を活かした商品づくりと顧客ニーズに沿った商品提案やサービスの向上に取り組んでいます。同社は、長期ビジョン「Mermaid 2042」を策定し、「あなたにもっと寄り添い、愛されるシキボウグループへ」という目標を掲げています。このビジョンの下、従業員、お客様、地球環境への貢献を重視しています。
中期経営計画「ACTION22-24」では、コロナ禍からの復活と長期ビジョンの実現に向けた成長加速を目指しています。新たな取り組みや施策を全社員が参加して推進し、新中核事業と位置付ける化成品事業・複合材料事業の事業規模拡大、新たな市場展開に向けた設備投資、顧客増大による新規用途・市場開拓、グローバルネットワークの連携強化による海外市場の開拓などに注力しています。
また、サステナビリティ経営への取り組みとして、地球環境に配慮した製品や社会課題を解決する製品の開発・販売強化、カーボンニュートラル社会実現に寄与する設備投資、従業員のエンゲージメント向上に向けた職場・制度づくりなどを進めています。
シキボウは、これらの戦略を通じて、経営基盤の強化、次の革新的成長に向けた取り組み、サステナビリティ経営への取り組みを推進し、2042年に向けた長期ビジョンの実現を目指しています。