事業内容
物語コーポレーションは、直営およびフランチャイズによる外食事業を展開しており、国内外で720店舗を運営しています。国内では448の直営店と244のフランチャイズ店、海外では28店舗を展開しています。主に郊外型大型店を中心に13のブランドを展開し、多様な飲食体験を提供しています。
代表的なブランドには、「焼肉きんぐ」があり、五大名物を看板商品とした焼肉食べ放題店です。また、「丸源ラーメン」や「二代目丸源」では、熟成醤油ラーメンを中心に豊富なメニューを提供しています。「お好み焼本舗」では、お好み焼きと串カツの食べ放題を楽しめます。
さらに、「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」では、和をコンセプトにした寿司やしゃぶしゃぶの食べ放題を提供し、幅広い利用シーンに対応しています。「魚貝三昧 げん屋」や「しゃぶとかに 源氏総本店」では、和食を中心にした本格的な料理を提供し、接待や宴会に適した店舗です。
物語コーポレーションは、フランチャイズ事業も展開しており、加盟企業からのロイヤルティや加盟金を徴収しています。海外では、中国の「物語(上海)企業管理有限公司」とインドネシアの「PT.Agrapana Niaga Gemilang」が飲食店を運営しています。飲食事業の単一セグメントとして、幅広い顧客層に対応した多様なブランドを展開しています。
経営方針
物語コーポレーションは、「ビジョン2025」に基づき、日本および海外での「業態開発型リーディングカンパニー」の実現を目指しています。国内では、「焼肉きんぐ」、「丸源ラーメン」、「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」などの主力ブランドを中心に積極的な出店を進め、新業態「焼きたてのかるび」も展開しています。既存店舗のリニューアルや商品、サービスの向上を図り、選ばれるブランドづくりを推進しています。
海外展開にも注力し、中国やインドネシアでの新業態開発を進めています。人材への投資を最大の差別化要素とし、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用して新たな価値創造を加速させるとともに、本社機能の強化を図っています。これにより、経営基盤の充実を目指しています。
物語コーポレーションは、外部環境と内部環境の変化に迅速に対応し、経営基盤を強化することを課題と認識しています。具体的な施策として、既存ブランドの事業拡大と収益性向上、新業態・新事業の開発、多様な人材の採用と育成、DXの推進、サステナビリティの推進を掲げています。これらの施策を通じて、企業価値の向上を図り、持続的な成長を目指しています。