事業内容
J.フロント リテイリンググループは、百貨店事業、SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業、卸売業、事務処理業務受託業、駐車場業およびリース業などの事業を展開しています。
百貨店事業では、株式会社大丸松坂屋百貨店、株式会社博多大丸、株式会社高知大丸を運営しています。SC事業では、株式会社パルコとPARCO(SINGAPORE)PTE LTDが中心的な役割を果たしています。デベロッパー事業では、株式会社パルコ、株式会社パルコスペースシステムズ、株式会社J.フロント建装、株式会社パルコデジタルマーケティング、J.フロント都市開発株式会社などが事業を展開しています。
決済・金融事業では、JFRカード株式会社が、卸売業では大丸興業株式会社、大丸興業国際貿易(上海)有限公司、大丸興業(タイランド)株式会社、台湾大丸興業股份有限公司が中心的な役割を果たしています。また、事務処理業務受託業、不動産賃貸業・駐車場業およびリース業では、株式会社JFRサービス、株式会社エンゼルパークが事業を行っています。
その他の事業では、株式会社消費科学研究所、株式会社JFR情報センター、株式会社大丸松坂屋友の会、株式会社XENOZなどが事業を展開しています。
同社グループは、これらの多様な事業セグメントを通じて、小売、不動産、金融などの分野で事業を展開しています。
特集記事
経営方針
J.フロント リテイリンググループは、中期経営計画(2021-2023年度)に基づき、「早期の収益力回復」と「2030年を見据えたグループ将来像の明確化」に取り組んでいます。
具体的な成長戦略としては、以下の3つの重点領域に注力しています。
1. リアル×デジタル戦略
- 基幹店舗への集中投資による店舗の魅力化
- デジタルを活用したオンラインビジネスの強化
- グループ顧客基盤の拡大
2. プライムライフ戦略
- 富裕層マーケットへの対応強化
- 新たな商品・サービスの開発
- デジタルを活用した顧客政策の進化
3. デベロッパー戦略
- 重点エリアでの大型開発プロジェクトの推進
- 保有不動産の有効活用
- 事業基盤の強化
また、経営構造改革の一環として、固定費削減や経営効率・資産効率の向上にも取り組んでいます。
さらに、2030年を見据えたグループ将来像の実現に向けて、既存事業のビジネスモデル変革、非商業分野での事業成長、新規事業の創出などに取り組むとともに、人財戦略、財務戦略、ITガバナンスの強化など、経営基盤の強化にも注力しています。