事業内容
工藤建設は、建設工事や土木工事の請負、不動産の売買・賃貸、建物総合管理事業、高齢者向け介護事業を主な事業としています。これらの事業は、工藤建設とその関連会社2社によって構成されています。各事業は、セグメント情報に基づいて明確に区分されています。
建設事業では、工藤建設は建設・土木工事の設計、施工、監理、請負を行っています。また、戸建住宅の設計、施工、請負も手がけています。この分野では、関連会社の株式会社東洋リースが関連業務を担当しています。
不動産販売事業においては、工藤建設は土地や建物の販売を行っています。この事業は、土地や建物の売買を通じて、顧客に多様な不動産オプションを提供しています。
建物管理事業では、工藤建設は建物の保守点検、管理、家賃収納代行などの総合管理業務を行っています。また、賃貸業務も手がけており、関連会社の株式会社日建企画が賃貸事業に付帯する管理を行っています。株式会社日建企画は2024年7月1日付で連結子会社化されています。
介護事業では、工藤建設は介護保険法に基づく高齢者向け介護事業を展開しています。特に、介護付有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)の運営を行い、高齢者に対する質の高い介護サービスを提供しています。これにより、地域社会における高齢者の生活支援に貢献しています。
経営方針
工藤建設は、神奈川・東京を基盤に、建設・住宅事業を中心に多様な事業を展開しています。同社は、地域の人々に全ライフステージで居住し続けられる住まいを提案する「生活舞台創造企業」としての成長を目指しています。2030年には「未来・環境・幸福をつなぐリーディングカンパニー」となることをビジョンに掲げています。
中期経営計画では、収益力の強化、人財力の強化、サステナビリティの推進を基本方針とし、安定的な利益創出を目指しています。具体的には、環境変化に対応した業績の回復と安定、魅力的な職場環境の構築、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを進めています。これにより、企業価値の向上と新たな成長を実現しようとしています。
建設部門では、環境配慮や長寿命化を重視し、土地有効活用の提案を強化しています。住宅部門では、大型地下室付き住宅や賃貸住宅を主力商品とし、顧客の感動を追求しています。建物管理部門では、既存管理物件の収益確保と新規獲得を目指し、介護部門では高齢者施設の「住まい」と「介護サービス」の両面で商品性を高めています。
工藤建設は、これらの施策を通じて、持続的な成長と安定的な収益確保を図り、地域社会に貢献する企業としての地位を確立しようとしています。