事業内容
髙松コンストラクショングループは、建築事業と土木事業を主軸に展開している企業グループです。これらの事業に加え、不動産事業や関連する様々なサービスも手がけています。
建築事業においては、髙松建設㈱が建築工事と不動産事業を、髙松テクノサービス㈱(大阪府・東京都)がリフォームやメンテナンスを、㈱金剛組と㈱中村社寺が社寺建築を、㈱住之江工芸がインテリアリフォームを、タカマツビルド㈱、大昭工業㈱、TSKハウジング㈱が建築工事と不動産事業を、㈱エムズがリノベーション事業を担っています。
土木事業では、青木マリーン㈱が海洋土木工事を、㈱島田組と㈱アクセスが埋蔵文化財発掘調査を、東興ジオテック㈱が法面保護や地盤改良工事を行っています。また、青木あすなろ建設㈱とみらい建設工業㈱は、建築と土木の両方の工事を手掛けることで、幅広いニーズに応えています。
不動産事業に関しては、タカマツハウス㈱(東京都・大阪府)が木造戸建住宅の企画・販売を、㈱ミブコーポレーションが不動産売買・仲介を、髙松エステート㈱が不動産総合コンサルタントを提供しています。さらに、アメリカにおいても、Takamatsu Construction Group USA,Inc.やTPG関連の会社を通じて不動産事業を展開しています。
その他の事業としては、日本オーナーズクレジット㈱が建築資金の融資を行っており、グループ全体で多角的な事業展開を行っていることがわかります。
経営方針
髙松コンストラクショングループは、建設業界における持続可能な成長を目指し、中期経営計画「共創×2025」を策定し、その実現に向けた戦略を推進しています。同社は、建設を通じて社会に貢献することを経営理念とし、ステークホルダーの期待に応えることで企業価値の増大を目指しています。経営環境の変化に対応しつつ、不正や不当な手段を排除したビジネス展開を基本姿勢としています。
経済の正常化が進む中、公共および民間の建設投資が底堅く推移している一方で、建設業界は資材価格の高騰や人材確保の問題など厳しい状況に直面しています。これらの課題に対応するため、髙松コンストラクショングループは、循環型・持続型社会インフラの創生に貢献することをビジョンに掲げ、事業変革を加速しています。
具体的には、建設請負事業の拡大とともに、ソリューション提供型事業への進出やストックビジネスの強化を図っています。これにより、より高い成長が見込まれる川上領域への展開と、川下領域でのビジネスの充実を目指しています。また、人材の高齢化など業界を取り巻く厳しい環境の中で、トップクラスのホワイト企業を目指す取り組みを通じて、人材が重要なリソースとして位置づけられています。
髙松コンストラクショングループは、これらの戦略を通じて、不確実性が高まる経済環境の中でも、事業成長を実現し、持続可能な社会の構築に貢献していく方針です。