事業内容
カワサキは、主に三つの事業セグメントを展開しています。まず、服飾事業では、シェニール織物を素材とした婦人向けの身の回り品を中心に、輸入高級ハンカチやタオル、ホームインテリア、バッグ、衣料などを企画しています。これらの商品は、国内外で外注生産され、レイクアルスターブランドとして小売店や専門店、百貨店、通販会社を通じて販売されています。
次に、賃貸・倉庫事業では、大阪泉州地域を中心に物流倉庫の賃貸業や営業倉庫業を行っています。また、倉庫の屋根を活用した太陽光発電事業も展開しており、環境に配慮したエネルギー供給を行っています。
さらに、ホテル事業では、2023年4月よりホテルレイクアルスターアルザ泉大津を直営化し、宿泊や料飲サービスを提供しています。このホテルは、快適な滞在を提供することを目指し、地域の観光やビジネス需要に応えています。
経営方針
カワサキは、成長戦略として中期経営計画を掲げ、収益力の向上を目指しています。具体的には、売上高や営業利益の向上に加え、自己資本利益率(ROE)8%以上を中長期的な目標としています。この目標を達成することで、企業価値を高め、株主や投資家の期待に応える方針です。
同社の服飾事業では、「THE BEST FROM THE WORLD -いいものを世界から-」をテーマに掲げ、独創的な製品の提供を目指しています。特に「レイクアルスター」ブランドの強化に注力し、新製品の開発や販売チャネルの拡大を推進しています。また、在庫削減にも取り組み、経営指標の改善を図っています。
賃貸・倉庫事業では、立地の優位性を活かし、オペレーションしやすい倉庫の提供を通じて顧客満足の向上を目指しています。設備の大型化・近代化を進め、倉庫需要に迅速に対応することで、安定した事業基盤の確立を図っています。
ホテル事業においては、ホテルレイクアルスターの直営化を進め、客室の空調設備やバスルームのリニューアルを完了しました。宿泊部門の快適性を高めることで、宴会やレストラン部門とともに黒字化を目指しています。これにより、地域の観光やビジネス需要に応える体制を整えています。