事業内容
ケイティケイは、オフィス環境の変革を目指し、リサイクル商品やOAサプライ商品、文具事務用品、ITソリューション商品を提供しています。具体的には、リパックトナーやトナーカートリッジ、インクカートリッジなどのオフィス関連商品の生産、仕入、物流、販売を行っています。
ケイティケイのサプライ事業では、リサイクル商品としてリパックトナー、リパックリボン、リパックインク、リパックジェルを提供しています。これらは使用済みのトナーカートリッジなどをリユースリサイクルし、顧客に再提供する「リパックシステム」を採用しています。
OAサプライ商品としては、レーザープリンターやインクジェットプリンター用のトナーカートリッジやインクカートリッジ、OA汎用紙などを販売しています。また、オフィス向け会員制ECサイト「YORIDORI」を通じて、オフィス関連商品を提供しています。
ITソリューション事業では、PCやソフトウェアを含むDX推進を支援する商品を提供しています。具体的には、複合機や電子文書管理、PC環境の整備、ネットワーク関連商品を取り扱っています。これにより、企業のデジタル化をサポートしています。
ケイティケイの連結子会社である青雲クラウンは、文具事務用品やオフィス家具、OA機器の販売を行い、オフィス購買システムの提案も行っています。キタブツ中部はロジスティック事業と倉庫業を展開しています。
また、イコリスはネットビジネスのアルゴリズム解析やデジタルマーケティング、EC事業を手掛けています。東海桜井は図面製本や消耗品販売、図面・書類のスキャン・電子化、CAD機器の販売、OA機器のレンタルを行っています。
経営方針
ケイティケイは、オフィス環境の未来を変革することを目指し、リサイクル商品やITソリューションを提供しています。同社は「Change the office mirai」をビジョンに掲げ、循環型社会の実現に貢献しつつ、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援することを目指しています。
同社は、2024年10月に新たな中期経営計画「Growth Plan 2027」を策定しました。この計画では、売上高20,000百万円、営業利益600百万円、経常利益700百万円、ROE10.0%以上を2027年8月期の目標としています。これにより、収益性を向上させつつ成長性の高い事業への投資を推進します。
ケイティケイの成長戦略は、「顧客基盤の活用と強化」と「事業ポートフォリオの転換」の2つの基本方針に基づいています。顧客基盤を活用し、ITソリューション事業の拡大を図る一方で、サプライ事業の堅守にも注力します。これにより、顧客との関係性を強化し、持続的な成長を目指します。
また、成長事業であるITソリューション事業を第二の柱と位置付け、経営資源を投入して成長を加速します。サプライ事業では、自社リサイクル商品の販売を差別化し、収益性を向上させます。これにより得られたキャッシュをITソリューション事業に投入し、全体の成長を促進します。
ケイティケイは、サステナビリティへの取り組みも重視しています。SDGsの理念を経営戦略の中心に据え、「環境貢献」「DX」「人材育成・ダイバーシティ」「経営基盤強化」を重要課題として特定しています。これにより、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。