ラサ商事【3023】 スタンダード(内国株式)

資源・金属素材の輸出入販売、産機・建機の販売・メンテナンス、環境設備の提案・販売、プラント・設備工事の設計・施工、化成品の販売、不動産賃貸に関わる事業を展開。

ラサ商事【3023】 スタンダード(内国株式)

資源・金属素材の輸出入販売、産機・建機の販売・メンテナンス、環境設備の提案・販売、プラント・設備工事の設計・施工、化成品の販売、不動産賃貸に関わる事業を展開。

事業内容

ラサ商事は、資源・金属素材、産機・建機、環境設備、プラント・設備工事、化成品、不動産賃貸の6つの事業セグメントを持つ多角的な事業を展開しています。

資源・金属素材関連では、ジルコンサンドを中心に、鉱産物やその他物資の輸出入及び販売を行っており、アイルカ社(オーストラリア)との総販売代理店契約により、商品を安定的に確保しています。ジルコンサンドは耐火材や衛生陶器の原料など、幅広い用途に使用されています。

産機・建機関連では、流送機器の販売・メンテナンスを行い、特にワーマンポンプは耐食・耐磨耗ポンプのトップクラスのシェアを維持しています。また、小型建設機械や耐震管敷設用機器の販売、レンタル、メンテナンスも手がけています。

環境設備関連では、ドイツ製の高圧ポンプ群を輸入し、バイオガス発電や下水汚泥処理などに販売しています。また、水砕スラグ製造設備「ラサ・システム」の販売や改修にも積極的に取り組んでいます。

プラント・設備工事関連では、石油精製やガス関連、クリーンルーム関連などのプラント及び関連工事の設計、施工、メンテナンスを主たる事業としています。特に配管工事や動機械仕上工事を得意としており、高品質で低コストの工事を提供しています。

化成品関連では、自動車関連をはじめ、建材や電気・電子分野に多種多様な合成樹脂・化学製品を販売しています。

不動産賃貸関連では、保有する不動産を有効活用し、賃貸収益を確保しています。特に都市部で好条件の物件を中心に、堅実かつ優良なテナントへ賃貸しています。

これらの事業を通じて、ラサ商事は多岐にわたる分野で事業を展開し、安定した成長を続けています。

経営方針

ラサ商事は、その長期ビジョンとして「専門商社の枠組みを超えて、社会インフラを支える付加価値創出企業へ」という目標を掲げています。このビジョンの実現に向け、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画「“Resilience”Rasa 2024~再生から飛躍へ~」を策定し、売上高320億円、営業利益23億円、経常利益25億円、当期純利益18億円を目標に掲げています。同社は、この計画を通じて持続可能な社会の実現に寄与し、グループ全体の持続的な成長を目指しています。

ラサ商事の成長戦略は、グループ・ガバナンスの確立、グループの連携強化によるシナジーの追求、既存事業の収益基盤強化と新規事業機会の獲得、事業を通じたサステナビリティへの取り組みの4つの重点施策に焦点を当てています。これらの施策を推進することで、同社は経営資源の選択と集中を図り、経営効率の向上と収益の一層の拡大を目指しています。

また、ラサ商事は、コーポレート・ガバナンスの機能強化、リスクマネジメントの徹底、コンプライアンスの強化、人材育成に注力し、自己資本の充実を図ることで、財務基盤の強化と新たな投資・事業拡大への即対応体制を強化しています。これらの取り組みは、同社が目指す持続可能な成長と社会への貢献に不可欠な要素です。

経営指標としては、自己資本当期純利益率(ROE)9%以上、売上高営業利益率6%以上、自己資本比率50%以上を目標に掲げており、これらの指標を達成することで、株主価値の拡大を図っています。ラサ商事は、これらの戦略的取り組みを通じて、企業理念に基づく持続可能な成長を目指しています。