事業内容
なとりは、食品製造販売事業と不動産賃貸事業の二つの主要な事業セグメントを持つ企業です。この企業グループは、なとり本体と子会社5社、関連会社1社から構成されています。主に、おつまみを中心とした食料品全般の製造販売を行っており、その事業活動は幅広い食品の提供に及んでいます。
なとりとその関係会社は、これらの事業セグメントにおいて特定の位置付けを持ち、事業の系統図に沿ってそれぞれの役割を果たしています。これらのセグメントは、同社の事業活動の基盤となっており、食品製造販売事業では、消費者のニーズに応える多様な商品を提供しています。
不動産賃貸事業においても、なとりは安定した収益源を確保しています。このセグメントでは、企業や個人に対して賃貸スペースを提供し、事業の多角化を図っています。これにより、なとりは食品業界内での競争力を高めるとともに、事業リスクの分散を図っています。
総じて、なとりは食品製造販売と不動産賃貸の二つの柱を通じて、安定した成長を目指しています。その事業活動は、消費者の日常生活に欠かせないサービスと商品を提供することにより、社会に貢献しています。
経営方針
なとりは、食文化の創造と発展を通じて顧客満足、株主還元、社会貢献を実現することを経営理念としています。同社は、素材の風味を活かしたおつまみ事業の維持・拡大と収益力の強化に努めており、「ひとつまみの幸せ。」を企業メッセージに掲げています。
中期経営計画「Next Value up for 80」では、2023年3月期から2028年3月期までのビジョンとして、「“もっと”おいしく、楽しく、ワクワクするおつまみをお届けする会社」を目指しています。この計画の下、同社は3つの重点戦略に取り組んでいます。第一に、新しい楽しさを持ったおつまみの提供により、なとりファンの拡大を目指します。これには、期間限定品やコラボ商品の発売、販促キャンペーンの実施が含まれます。第二に、すべての人材が活躍できる働きがいのある職場づくりを推進しています。これには、1on1ミーティングの導入やストレスチェックの実施、コンプライアンス教育の強化が含まれます。第三に、SDGsへの取り組みとガバナンスの強化を目指しています。これには、CO₂排出量の削減や太陽光発電設備の稼働開始などが含まれます。
なとりは、これらの戦略を通じて、不透明な経営環境の中でも、顧客ニーズに応える製品の提供と事業の持続可能性を追求しています。また、売上高と利益の増加を目指し、新製品の投入や販売促進策、コストコントロールに注力しています。これらの取り組みは、同社が目指す「もっとおいしく、楽しく、ワクワクするおつまみをお届けする会社」への道を切り開いています。