仙波糖化工業【2916】 スタンダード(内国株式)

食料品の製造販売を中心に、カラメル色素、焙焼製品、粉末茶、粉末醤油、コーンスープ、粉末ソース、味噌汁、小麦粉加工品、冷凍山芋・和菓子、食品包装加工など多岐にわたる事業展開。

仙波糖化工業【2916】 スタンダード(内国株式)

食料品の製造販売を中心に、カラメル色素、焙焼製品、粉末茶、粉末醤油、コーンスープ、粉末ソース、味噌汁、小麦粉加工品、冷凍山芋・和菓子、食品包装加工など多岐にわたる事業展開。

事業内容

仙波糖化工業株式会社とそのグループ企業は、食料品の製造販売を中心に事業を展開しています。同社グループは、仙波糖化工業を含む子会社7社とその他の関係会社1社で構成されており、食品製造販売事業を単一のセグメントとしています。

同社の製品ラインナップには、カラメル製品(カラメル色素や焙焼製品など)、乾燥製品類(粉末茶や粉末醤油、粉末山芋など)、組立製品類(コーンスープや粉末ソース、味噌汁、小麦粉加工品など)、冷凍製品(冷凍山芋や冷凍和菓子など)が含まれます。これらの製品は、同社および子会社である㈱東北センバ、福州仙波糖化食品有限公司、SEMBA TOHKA VIETNAM COMPANY LIMITEDなどによって製造され、販売されています。

また、子会社仙波包装㈱は食品包装加工を手掛け、福建龍和食品実業有限公司からの製品一部をクリエイトインターナショナル㈱を通じて仙波糖化工業で仕入れ、販売しています。さらに、SEMBA-NFC VIETNAM COMPANY LIMITEDは食品・食品素材及び食品添加物等を仕入れて販売しており、東洋水産㈱は国内の得意先として製品・商品を販売しています。

仙波糖化工業グループは、これらの多岐にわたる製品とサービスを通じて、食品製造販売事業における総合的な事業活動を展開しています。

経営方針

仙波糖化工業株式会社は、食品業界の中での競争激化と市場構造の変化に対応するため、中期的な収益拡大を目指しています。同社は、市場ニーズの発掘と自社商材の新製品の迅速な市場投入、グループ経営力の強化を通じて、収益力の向上に努めています。特に、海外顧客の開拓と新製品開発の加速、営業強化に注力しており、内外の生産拠点の整備にも力を入れています。

自社商材の開発では、市場が求めるテーマを積極的に探求し、営業、研究開発、生産部門間の連携を強化して、新製品の迅速な市場導入を目指しています。また、グループ経営力の強化においては、HALAL対応を含む内外生産体制の最適化を推進し、製造コストの低減と海外市場への本格参入を目指しています。

経営方針としては、全てのステークホルダーからの信頼獲得とブランド力の向上を掲げています。これを実現するために、高品質な製品の提供と顧客信頼度の向上、収益の拡大を通じて、株主、従業員、地域社会への還元を増やすことを目指しています。

経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響緩和とウクライナ情勢の長期化によるエネルギー・原材料価格の高騰、円安進行による物価上昇が挙げられます。これらの不透明な状況の中、食品業界では外食需要の回復が見られるものの、経営環境は依然として厳しい状況にあります。

仙波糖化工業グループは、これらの課題に対応するため、既存事業の市場変化対策、海外市場開拓、原燃料高騰への対応、人材育成に積極的に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、安定して高い収益を確保できる事業構造への転換を図り、ステークホルダーからの期待に応えていく所存です。