事業内容
ケンコーマヨネーズ株式会社とその関係会社10社は、食品製造販売を中心に事業を展開しています。同社グループの事業は主に3つのセグメントに分かれています。
まず、調味料・加工食品事業では、調理加工食品、マヨネーズ・ドレッシング類、タマゴ加工品の製造・販売を行っています。このセグメントは、日常の食卓に欠かせない多様な製品を提供しており、同社の主力事業の一つです。
次に、総菜関連事業等では、フレッシュ総菜(日配サラダ・惣菜)の製造及び量販店への販売、さらには調理加工食品及びタマゴ加工品の生産受託事業を展開しています。このセグメントは、消費者の健康志向や利便性を重視するニーズに応える形で成長を続けています。
最後に、その他の事業として、調理加工食品や惣菜類の販売などを行っています。このセグメントでは、サラダカフェ株式会社やPT.Intan Kenkomayo Indonesiaなどが活動しており、国内外での販売を通じて、同社グループの製品の幅広い普及を図っています。
以上のように、ケンコーマヨネーズ株式会社グループは、調味料・加工食品事業、総菜関連事業等、その他の事業という3つのセグメントを軸に、多様な食品製造販売事業を展開しています。
経営方針
ケンコーマヨネーズ株式会社は、社会における存在意義と使命を再確認し、「食を通じて世の中に貢献する」という企業理念のもと、サラダ料理のジャンル確立を目指しています。同社は、「サラダNo.1企業を目指す」というグループ経営方針の下、品質とサービスの向上に努め、顧客満足の追求を重視しています。また、幅広い商品ラインナップと優れた商品開発力、各部署の連携による対応力、素材や品質へのこだわりを特長としています。
中期経営計画「KENKO Transformation Plan」では、変化する環境に迅速に対応し、企業価値向上と持続的な成長を目指す変革を推進しています。この計画には、4つのテーマとサステナビリティ方針が掲げられており、詳細は経営者の問題意識と今後の方針に関するセクションで確認できます。
事業環境の変化に対応するため、同社は生産効率の改善、固定費の見直し、価格改定、商品ラインナップや販売チャネルの拡充、SNSを活用したマーケティング戦略など、企業価値向上と持続的な成長に向けた変革に取り組んでいます。また、利益回復のために事業別チームの責任と権限を明確にし、戦略的な取り組みを進めています。
2024年3月期の中期経営計画では、連結売上高を87,400百万円、連結経常利益を1,300百万円と見込んでおり、これは計画値を上回るものの、原材料価格やエネルギーコストの高騰などの影響を受けています。同社は、収益改善に向けた取り組みを継続しています。