事業内容
ロック・フィールドは、自社および子会社2社で構成される企業集団で、惣菜の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社の販売業態は多岐にわたり、洋惣菜を中心とした基幹ブランド「RF1(アール・エフ・ワン)」、同社ブランドのセレクトショップ「グリーン・グルメ」、日本の食文化を提案する和惣菜ブランド「いとはん」、素材と製法にこだわった「神戸コロッケ」、アジア料理専門の惣菜ブランド「融合」、そしてフレッシュジュースとスープのブランド「ベジテリア」を展開しています。
連結子会社である岩田(上海)餐飲管理有限公司は、中国上海市で惣菜の製造・販売を手掛けており、ロック・フィールドグループの海外展開の一翼を担っています。
ロック・フィールドグループは、惣菜事業を単一セグメントとしており、その事業内容は多様なブランドと製品を通じて、幅広い顧客ニーズに応えることに特化しています。これらのブランドは、健康志向や多様な食文化への対応を目指し、質の高い製品とサービスを提供しています。
経営方針
ロック・フィールドは、惣菜製造・販売を核とする事業展開を行っており、創業50周年を迎えた2022年には「ビジョン2030」を策定しました。このビジョンでは、持続可能な食の未来の実現を目指しています。同社は、健康、安心・安全、美味しさ、鮮度、サービス、環境という価値観を大切にし、豊かなライフスタイルの創造に貢献することを企業理念として掲げています。
中期経営計画(2023年4月期〜2025年4月期)では、コロナ禍での生活者の食に対する価値観の変化や購買行動の多様化をチャンスと捉え、SOZAIビジネスのさらなる進化を目指しています。具体的な戦略として、「商品力・技術力の進化」「新たな顧客接点の拡充」「経営基盤の強化」の3つを掲げ、人財の活躍促進や新たな事業展開の礎を築くことを基本方針としています。
経営環境においては、国際情勢の不安や資源価格の高止まりなどによる不透明な状況が続く中、中食・惣菜業界では生活者の食に対する価値観の変化への対応が重要となっています。ロック・フィールドは、このような環境変化を的確に捉え、次の時代への継続的成長とチャレンジを推進しています。
また、同社は環境への配慮を重要な経営戦略の一つと位置付け、店舗での食品ロス削減や環境対応型包装資材への見直しによるプラスチック使用量削減など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続しています。これらの取り組みは、中期経営計画で掲げた非財務目標の達成にも寄与しています。
ロック・フィールドは、これらの戦略を通じて、2030年のビジョン達成に向けた具体的な道筋を描き、多様化する顧客ニーズに応える高品質な製品とサービスの提供を目指しています。