事業内容
あじかんは、自社および連結子会社5社、持分法適用関連会社1社から成る企業グループで、幅広い食品製造と販売を手掛けています。主な事業セグメントは、業務用食品、ヘルスフード、その他のカテゴリーに分かれており、それぞれ特色ある製品やサービスを提供しています。
業務用食品セグメントでは、あじかんを含む山東安吉丸食品有限公司、味堪(広州)餐飲管理有限公司、愛康食品(青島)有限公司、AHJIKAN FOODS,INC.が位置づけられています。これらの企業は、卵加工製品、野菜加工製品、水産練製品などの製造、販売、卸売を行っており、業務用市場におけるニーズに応える多様な食品を提供しています。
ヘルスフードセグメントでは、あじかんと株式会社あじかんアグリファームが中心となっています。このセグメントでは、健康志向の高まりを背景に、栄養価の高い健康食品の生産、販売を行っており、消費者の健康維持や増進に貢献しています。
その他のセグメントには、株式会社井口産交が含まれており、こちらでは食品以外の事業も手掛けている可能性がありますが、具体的な事業内容については詳細が示されていません。
あじかんグループは、これらのセグメントを通じて、食品産業における多角的な事業展開を行っており、幅広い顧客ニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
あじかんは、経営理念「調和・創造・革新」のもと、顧客、株主、従業員、社会への喜びを創造する企業を目指しています。特に、食品業界において安全性と高品質を追求し、顧客との信頼関係を強化することで企業価値の向上を図っています。同社は、製造直販の販売スタイルと技術力を核にした研究開発力、独自のコールドチェーン・システムを強みとしています。これにより、顧客ニーズへの迅速かつ確実な対応と商品の品質・安全を保証しています。
あじかんは、中食市場を中心とした業務用食品事業の基盤強化、ヘルスフード事業や海外事業の拡充、新規事業の開発を成長戦略の柱としています。2022年3月期からは、需要創造、利益構造改革、経営品質向上を軸に、「選ばれる企業」への変革を推進しており、長期ビジョン「あじかんV30」において、潜在ニーズを捉え差別化された製品とサービスで顧客に価値を提供することを目指しています。
経営環境の変化に強い基盤構築のため、利益構造の改革と事業拡大、経営体質強化のバランスを取りながら、安定した収益基盤の構築に努めています。第12次中期経営計画では、業務用食品事業の売上回復・拡大と利益構造改善、成長事業・ごぼう事業の拡大を基本方針に掲げ、原材料や諸経費の高騰対応、業務用食品事業の利益構造改革加速、新市場開拓、長期ビジョン「あじかんV30」実現に向けた経営基盤強化を重点取り組みとしています。