事業内容
シノブフーズ及びその子会社2社、株式会社エス・エフ・ディーとマイツベーカリー株式会社から成るシノブフーズグループは、多岐にわたる食品製造卸販売事業を展開しています。同社グループの主要事業内容には、弁当、おにぎり、調理パン、寿司、惣菜などの製造および卸販売が含まれます。これらの製品は、日々の食生活に欠かせない多様な食品を提供することで、消費者のニーズに応えています。
株式会社エス・エフ・ディーは、シノブフーズグループ内で不動産賃貸業務を担当しており、グループの事業基盤を支える重要な役割を果たしています。一方、マイツベーカリー株式会社は、シノブフーズが70%出資して設立した企業で、原材料の仕入れと販売を主な事業としています。これにより、シノブフーズグループは食品製造の核となる原材料の安定供給を確保し、品質管理にも努めています。
シノブフーズグループは、これらの事業を通じて、食品製造から不動産管理まで幅広い分野で事業を展開し、消費者の日常生活に密接に関わるサービスを提供しています。同社グループの事業は、食の安全と品質に対する厳しい要求に応えることを目指しており、その事業活動は消費者の信頼を得るための努力を続けています。
経営方針
シノブフーズグループは、中食業界において「おいしさと楽しさ」をモットーに、消費者ニーズに応える商品づくりを通じて、健康で豊かな食文化の向上に貢献することを企業理念としています。同社は、少子高齢化や消費者ニーズの多様化など、厳しい社会環境の変化に直面しています。これに加え、新型コロナウイルスの影響やウクライナ情勢による資源価格の高騰など、国内外の経済動向の不透明さが続いています。
このような状況の中、シノブフーズグループは2021年3月期から2025年3月期にかけての5カ年中期経営計画を策定しました。この計画では、「販売戦略」「コスト戦略」「人財戦略」「環境戦略」を基本戦略とし、連結売上高550億円、連結経常利益率3.3%を目標としています。
販売戦略では、冷凍事業の拡大と商品価値の向上を通じて、他社との差別化と既存取引先との深耕を図ります。コスト戦略においては、原材料やエネルギーコストの高騰に対応するため、調達方法の見直しや生産効率の向上に努めます。人財戦略では、階層別研修や職種別勉強会を通じて、スキルの向上や組織力の強化を目指します。環境戦略に関しては、廃棄物の排出量削減や環境に配慮した包装資材の活用など、サステナブルな社会の実現に貢献する取り組みを進めています。
シノブフーズグループは、これらの戦略を通じて、厳しい経営環境の中でも持続可能な成長を目指しています。同社の事業活動は、食の安全と品質に対する厳しい要求に応え、消費者の信頼を得るための努力を続けています。