事業内容
デルソーレは、食品事業と外食事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。食品事業では、ピザやエスニックブレッド製品などの製造販売を行っており、その供給の一部は関連会社である株式会社ヒガ・インダストリーズからの商品及び原材料の仕入れによって支えられています。このセグメントは、高品質な食品の提供を通じて、消費者の多様なニーズに応えることを目指しています。
一方、外食事業セグメントでは、焼き鳥や鶏惣菜、鯛焼きを提供するテイクアウト店舗(直営およびフランチャイズ店舗)や外食店舗、さらには宅配事業を展開しています。これらのサービスは、忙しい日常生活の中で手軽に高品質な食事を楽しみたいという顧客の需要に応えることを目的としています。
デルソーレは、これらの事業を通じて、食に関する幅広いサービスを提供し、消費者の生活に密接に関わる企業としての地位を確立しています。食品製造から外食・宅配サービスに至るまで、同社は食の楽しみを提供する多様な方法を追求し続けています。
経営方針
デルソーレは、食品事業と外食事業を軸に、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、1964年の創業以来、ピザのパイオニアとして、ナン、ピタ、トルティーヤなど世界のパン製造やチーズ加工を手掛け、外食・中食事業へと事業領域を拡大してきました。経営理念に「食と食の文化を通じてお客様に満足と幸せを提供する」ことを掲げ、食の安全・安心を最優先に業績向上と財務体質の改善に努めています。
2023年度から2026年度までの中期経営計画では、新型コロナウイルス感染症の影響や原材料価格の高騰、為替変動などの外部環境の変化を踏まえ、国内営業、生産・品質管理、海外事業、R&Dマーケティング、サステナビリティを基本戦略としています。目標として、2027年3月期に売上高185億円、営業利益10億円を掲げています。
重点課題としては、「食の安全・安心」を最優先にした品質管理体制の充実、国内営業の競争力強化と「デルソーレ」ブランドの浸透、外食事業における事業ポートフォリオの再設計、海外パートナー企業との協力体制強化、経営資源の最適配分と人的資本活性化、システム化・データ活用による管理体制構築と経営の効率化、ガバナンス体制及び内部統制の充実による経営の健全性確保を挙げています。
デルソーレは、これらの戦略を通じて、「“おいしい”で世界をつなぐ」をミッションに掲げ、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を目指しています。食品製造から外食・宅配サービスに至るまで、幅広いサービスを提供し、消費者の生活に密接に関わる企業としての地位を確立し続けています。