事業内容
横浜冷凍は、自社および関係会社10社(連結子会社3社、非連結子会社5社、関連会社2社)で構成される企業グループです。このグループは、冷蔵倉庫事業、食品販売事業、通関事業を主軸に展開しており、さらに不動産賃貸などの事業も手がけています。
冷蔵倉庫事業では、横浜冷凍とその関係会社が、水産品や農畜産品などの冷蔵・冷凍保管サービス及びそれに付随するサービスを提供しています。食品販売事業においては、同社と関係会社が、水産品や農畜産品の加工・販売、輸出入およびそれに関連する事業を展開しています。
通関事業は、横浜冷凍が直接手がけており、輸出入に伴う通関手続きのサービスを提供しています。その他の事業として、不動産賃貸なども横浜冷凍が行っており、多角的なビジネスを展開していることがわかります。
これらの事業内容を通じて、横浜冷凍グループは食品の供給チェーンにおいて重要な役割を果たしており、保管から加工、販売、さらには輸出入の手続きに至るまで、一貫したサービスを提供しています。
経営方針
横浜冷凍は、その企業理念「会社は社会の公器であり、利益は奉仕の尺度である」を基に、冷蔵倉庫事業と食品販売事業を通じて、ステークホルダーの信頼と期待に応える経営を目指しています。同社は、人、物、地球に優しい食品流通のエキスパートとしての役割を自認し、その実現に向けた戦略を展開しています。
経営環境の変化に対応するため、横浜冷凍は2030年に向けた長期的方向性「ヨコレイ事業ビジョン2030」と「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」を掲げています。これらのビジョンは、働き方改革、人口減少、エネルギー価格の高騰、国際情勢の不安定化といった課題に対応し、持続可能な成長を目指すものです。
具体的な成長戦略として、2026年を最終年度とする新・中期経営計画「繋ぐ力」を策定しました。この計画では、冷蔵倉庫事業においては高品質な物流サービスを提供し、食品販売事業では国内外の生産者ネットワークを活かした商品の提供を目指します。また、生産性の向上と事業成長の加速化を図ることで、経営基盤の強化を図っています。
これらの施策を通じて、横浜冷凍は次期の業績見通しとして、売上高139,000百万円、営業利益4,550百万円、経常利益4,750百万円、親会社株主に帰属する当期純利益3,050百万円を見込んでいます。これらの戦略的取り組みは、同社が直面する経営環境の変化に対応し、持続可能な成長を実現するためのものです。