事業内容
オーテック及びそのグループ会社は、主に二つの事業セグメントに分かれています。一つ目は環境システム事業で、これには自動制御システム及び放射冷暖房システムの設計、施工、メンテナンス(保守)並びに自動制御機器及び環境関連機器の販売が含まれます。このセグメントでは、オーテック自身のほか、フルノ電気工業、道東オーテック、インターセントラルなどの連結子会社が施工を担当し、一部の工事はオーテックサービス北海道、三雄商会、オーテックサービス東北、オーテックサービス北関東などに外注されています。
二つ目のセグメントは管工機材事業で、衛生陶器、住設機器、冷暖房機器、産業機器、継手、バルブ及び鋼管の販売を行っています。オーテックは衛生陶器や住設機器を仕入れ、販売する一方で、冷暖房機器はインターセントラルが製造・販売し、オーテックはこれを仕入れて販売しています。継手、バルブ、鋼管に関しては、大和バルブやJFE継手(2023年5月9日より日本継手に社名変更)から仕入れて販売。また、産業機器はオーテック環境が仕入れ、販売しています。
これらの事業活動を通じて、オーテックグループは幅広い製品とサービスを提供し、建設から環境管理に至るまで多岐にわたるニーズに応えています。
経営方針
オーテック及びそのグループ会社は、建築物の自動制御システムの設計・施工・メンテナンス、建設設備関連の管工機材及び環境関連機器の販売を通じて、社会に貢献することを基本理念としています。同社は、信頼、進取、創意の三つの経営理念のもと、ステークホルダーの期待に応えるための経営努力を続けています。技術力の向上と販売体制の継続的改善を図ることで、顧客が要求する製品の品質を確実に実現し、社会に貢献していく方針です。
2022年度から2024年度にかけての第3次中期経営計画では、経営基盤の充実、事業基盤の成長、エンゲージメントの向上を基本方針として掲げています。この計画には、SDGsへの取り組みを含め、持続的成長と企業価値の向上が目指されています。具体的な戦略として、環境システム事業では放射空調システムの事業協業展開、ソリューション事業の強化・発展、地域連携プロジェクト体制の構築を、管工機材事業では新規ビジネスへの展開と環境配慮型商品の拡販を推進しています。
経営上の目標達成状況を判断するため、オーテックは収益性と資本効率の向上を目指し、連結売上高、連結営業利益、連結自己資本利益率を経営数値目標として設定しています。2024年度の計画値は、連結売上高300億円、連結営業利益30億円、連結自己資本利益率8.0%以上を目指しています。
オーテックグループは、環境システム事業と管工機材事業の二つのセグメントを通じて、建設から環境管理に至るまで幅広い製品とサービスを提供し、多岐にわたるニーズに応えています。同社は、これらの事業活動を基盤として、中期経営計画の目標達成に向けて取り組んでいます。