やまみ【2820】 スタンダード(内国株式)

豆腐や厚揚げ、油揚げの製造販売を行い、機械化による衛生管理と大量生産で価格競争力を持つ豆腐等製造販売事業。

やまみ【2820】 スタンダード(内国株式)

豆腐や厚揚げ、油揚げの製造販売を行い、機械化による衛生管理と大量生産で価格競争力を持つ豆腐等製造販売事業。

事業内容

やまみは、豆腐および関連製品の製造と販売を主な事業としています。この事業には、豆腐、厚揚げ、油揚げなどの製品が含まれます。やまみは、大豆やフィルム、トレイ、副資材(にがりなど)を仕入れ、本社工場、関西工場、富士山麓工場で製品を製造しています。これらの製品は、小売業や卸売業を通じて販売され、九州地方から関東地方まで広範囲にわたって供給されています。

やまみの製品は特に中国地方での販売が多く、近年では富士山麓工場の新設により関東地方での販売にも力を入れています。同社の製造プロセスは、機械化と一部ラインの完全自動化により、衛生面で高い水準を維持しています。また、短時間で大量生産が可能なラインを導入し、製造単価を引き下げることで価格競争力を高めています。

やまみは、カット済み豆腐などの加工技術が求められる製品を高い生産能力で製造し、販売単価の向上と原価低減を両立しています。これにより、消費者のニーズに応えつつ、収益を確保しています。さらに、外食業やコンビニエンスストア向けに業務用豆腐の販売を開始し、事業の拡大を図っています。

やまみの製品ラインには、充填ラインで製造される豆腐や、2Pライン、6Bライン、カット3Pライン、京型ラインなどがあります。これらのラインは、それぞれ異なるサイズや形状の豆腐を製造するためのものです。また、プラント設備を用いて豆乳を生産し、豆腐製造に活用しています。

経営方針

やまみは、豆腐や厚揚げなどの大豆製品を通じて、消費者に安全で美味しい食品を提供することを目指しています。同社は、食品事業を通じて人々の健康と社会に貢献することを企業理念に掲げ、全てのステークホルダーに満足を提供することを目指しています。やまみは、売上高と営業利益率を重要な経営指標とし、企業価値の向上を図っています。

やまみの成長戦略は、食品安全衛生の徹底、事業規模の拡大、販売単価の上昇、人材の確保・育成の4つの重点領域に焦点を当てています。食品安全衛生においては、FSSC22000の取得を通じて高い品質管理を維持し、消費者に安心を提供しています。事業規模の拡大では、富士山麓工場を拠点に関東地方への供給を強化し、設備投資を通じて製造コストを削減し、価格競争力を高めています。

販売単価の上昇に向けては、需要の高い製品の自動化を進め、価値ある製品の提供を通じて収益拡大を図っています。人材の確保・育成では、新卒・中途採用の強化や職場環境の改善を進め、社員のモチベーション向上と定着率の向上を目指しています。やまみは、これらの戦略を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を実現しようとしています。