事業内容
事業内容
Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)は、人間の健康と福祉に貢献するグローバル・ヘルスケア企業。1887年にニュージャージー州で設立され、ヘルスケア分野における幅広い製品の製造・販売を主な事業として展開している。 Johnson & Johnsonは持株会社であり、 Johnson & Johnsonおよびその子会社は、世界中に約132,200人の従業員を擁し、ヘルスケア分野の幅広い製品の研究開発、製造、販売に従事している。
Johnson & Johnsonは世界60カ国に250以上のグループ企業を有し、数万アイテムにのぼる製品を提供することで「世界最大級のヘルスケアカンパニー」として成長している。その根底にあるのが、研究・開発への惜しみない投資である。 Johnson & Johnsonの研究・開発費は総売上高の約12%を占めており、すべての産業の中でもトップクラスの投資が行われている。 Johnson & Johnsonの長期的視野に基づいた取り組みが、革新的な新製品を生む原動力となり、市場をリードしている。
製品・サービス・ブランド
Johnson & Johnsonは、コンシューマー事業、医薬品事業、医療機器事業の3つのセグメントで構成されている。
コンシューマー事業
コンシューマー事業では、美容、一般用医薬品、ベビー用医薬品などのパーソナルヘルスケアに特化した幅広い商品を取り扱っている。ケア、オーラルケア、女性の健康、創傷ケアなどの市場を主な市場とする事業である。ビューティー分野の主なブランドとしては、「AVEENO』、『CLEAN & CLEAR』、「DR. CI:LABO』『NEUTROGENA』、『OGX』が挙げられる。市販薬では、『タイレノール』シリーズ、『スダフェド』、『スダフェド』などがある。ベビーケアには、JOHNSON'SとAVEENOベビーラインの製品を提供しており、オーラルケアには『リステリン』という製品群がある。これらの製品は、一般消費者向けに販売されており、世界中の小売店や流通業者にオンラインで販売されている。
医薬品事業
医薬事業は、免疫学(関節リウマチ、炎症性腸疾患、乾癬など)、感染症(HIV/AIDSなど)、神経科学(気分障害、神経変性疾患、統合失調症など)、腫瘍学(前立腺がんなどおよび血液悪性腫瘍)、循環器・代謝(血栓症および糖尿病など)、肺高血圧症(肺動脈性高血圧症)という6つの治療領域に応じて細かくセグメント化された事業である。このセグメントの医薬品は、処方箋用に小売店、卸売業者、病院、医療従事者に直接販売されている。これらの医薬品は、戦略的パートナーとの共同開発、または他社からのライセンス供与を受けており、新製品の開発や古くなった製品の入れ替えが活発に行われている。
医療機器事業
医療機器事業では、整形外科、外科、インターベンショナルソリューション(心臓血管・神経血管)、眼科分野で使用される幅広い製品を取り扱っている。これらの製品は卸売業者、病院、小売業者に販売されており、主に医師、看護師、病院、眼科医、診療所などの専門分野で使用されている。具体的な製品を挙げれば、整形外科用製品、一般外科用製品、バイオサージェリー製品、エンドメカニクス製品、エネルギー製品、心血管疾患を治療するための電気生理学的製品、使い捨てコンタクトレンズなどの視覚製品、眼科用製品などがある。
競争力の源泉
Johnson & Johnsonの特徴的な経営スタイルのひとつが、「分社分権経営」である。 Johnson & Johnsonでは、ビジネスをマネジメントしやすいサイズに構成して権限を与えることにより、高度な専門化、環境変化への迅速な対応、革新的なイノベーションを実現している。
これは、幅広い製品と多彩なブランドにも表れており、 Johnson & Johnsonの各グループ各社が、分社分権経営によりプロフェッショナル集団となることによって、他の追随を許さない成長を遂げ、同時に強固なブランドを築き上げている。