事業内容
ダイショーは、創業以来、液体調味料や味塩こしょうなどを中心に展開する食品事業を主軸に据えています。同社の事業セグメントは、主にたれやスープ等の液体調味料、さらには味塩こしょう等の調味料を含む幅広い食品製品群を提供しており、これらを通じて食文化の発展に貢献しています。
ダイショーの製品は、家庭用市場だけでなく、業務用市場にも広く供給されており、その品質と多様性が高く評価されています。同社は、消費者の嗜好の変化に応じた新しい味わいや利便性を追求し続けることで、市場のニーズに応える製品開発に励んでいます。
また、ダイショーは事業の多角化を図りながらも、その核となる食品事業において、継続的な成長を目指しています。同社の事業戦略は、品質の高い製品を提供することにより、消費者からの信頼を獲得し、長期的な事業の発展を図ることにあります。
経営方針
ダイショーは、その中期経営計画において、コロナ禍による「新しいライフスタイル」の定着と食品市場の変化に対応するための成長戦略を推進しています。同社は、「おいしさで・しあわせをつくる」という企業理念のもと、安心・安全を最優先に考え、品質の高い調合調味料を中心に、食場面におけるおいしさと楽しさを創造することを目指しています。この戦略の一環として、小売用調味料市場では主力製品の売上拡大を目指し、消費者の多様なニーズに応える製品開発と販促活動の強化を図っています。
業務用調味料市場の開拓にも注力し、スーパーやドラッグストア、コンビニエンスストアなどの販売チャネルごとに専任部署を設け、メニュー開発・提案を強化しています。また、海外販売体制の強化による売上拡大も進めており、鍋スープ群などの定番製品や新製品の販売拡大に向けた持続可能な成長投資も行っています。
ダイショーは、組織マネジメントや次世代人材育成への投資を積極化し、認知度・満足度・生産性の向上、商物分離などの経営課題の解決に取り組んでいます。さらに、事業分野の「選択と集中」を通じて新たな主力製品の開発や販売チャネル戦略の立案など、事業再編や機会創出の機能を強化しています。これらの取り組みを通じて、売上の拡大と利益率の改善を目指し、企業価値の向上に努めています。