和弘食品【2813】 スタンダード(内国株式)

外食、中食業界向け調味料、畜肉・水産製品の調味料製造販売、日清オイリオグループから原材料購入と製品販売を展開。

和弘食品【2813】 スタンダード(内国株式)

外食、中食業界向け調味料、畜肉・水産製品の調味料製造販売、日清オイリオグループから原材料購入と製品販売を展開。

事業内容

和弘食品グループは、和弘食品を中心に、連結子会社1社およびその他の関係会社1社から構成されています。このグループは、外食および中食業界に向けた各種調味料、畜肉・水産製品用の調味料などの食品製造販売を主要な事業として展開しています。これらの製品は、業界内で広く利用されており、和弘食品グループの主力事業となっています。

また、和弘食品グループは、日清オイリオグループ株式会社とも密接な関係を持っています。和弘食品グループは、日清オイリオグループから一部原材料を購入し、その原材料を使用して製品を製造。その後、これらの製品を日清オイリオグループに販売しています。このような取引関係は、和弘食品グループの事業運営において重要な役割を果たしています。

事業系統図を通じて示されるように、和弘食品グループの事業構造は、製品の製造から販売に至るまで一貫しており、食品業界におけるその地位を強化しています。このグループは、高品質な製品を提供することで、外食および中食業界のニーズに応え、業界内での信頼と実績を築いています。

経営方針

和弘食品は、業務用調味料メーカーとして、商品開発、生産技術、品質保証体制において他社の追随を許さないプロフェッショナル企業を目指しています。同社は、誠実な企業活動を通じて社会に貢献し、食文化の創造と発展を通して企業価値を創造し、着実に利潤を追求することを経営理念として掲げています。これにより、取引先、社員、株主の相互繁栄を図ることを目指しています。

経営環境の面では、原材料価格の上昇、人手不足、社会構造の変化による人件費及び物流費の上昇など、厳しい状況が続いています。しかし、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和や社会経済活動の正常化に向けた動きが見られ、個人消費の持ち直しも期待されています。

和弘食品は、国内事業において業務用調味料市場の開拓と拡大に注力しています。外食市場の回復に対応し、生産能力強化のための人材採用や生産設備の増強を図り、中長期的な成長のために社員の意識改革や業務の構造改革に取り組んでいます。これにより、生産性の向上と高収益構造の構築を目指しています。

海外事業においても、和弘食品は積極的な取り組みを行っており、特に北米市場における業務用調味料市場の拡大に注力しています。子会社WAKOU USA INC.を通じて、ラーメンスープ関連製品を中心に事業展開を継続し、売上拡大と製造原価率の低減を図り、高収益体制の構築に取り組んでいます。

これらの成長戦略を通じて、和弘食品は、小粒ながらも光り輝く高付加価値企業としての地位を確立し、業界内での信頼と実績をさらに強化していくことを目指しています。