事業内容
アップルインターナショナル株式会社とそのグループ企業は、自動車の販売、仕入れ、買取を国内外で展開しています。このグループは、アップルインターナショナル株式会社と重要な連結子会社であるアップルオートネットワーク株式会社を含む2社で構成されています。
事業は大きく2つのセグメントに分かれています。第一に、中古車輸出事業があります。これは、国内の一般ユーザーやオートオークションから仕入れた中古車を海外の輸入業者へ販売する事業で、主にアップルインターナショナルが担当しています。
第二に、中古車買取・販売事業があります。この事業では、日本国内のユーザーから中古車を買い取り、国内オートオークションや中古車販売業者への販売を行っています。この事業は、アップルインターナショナル、アップルオートネットワーク株式会社、カーコンサルタントメイプル株式会社が主に手がけています。
特にアップルオートネットワーク株式会社では、中古車買取店のフランチャイズビジネスを展開し、「アップル」ブランドの加盟会員に対して、オートオークションでの落札価格情報や在庫情報を基にした買取時の適正価格情報の提供や、販売促進活動を通じた統括管理を行っています。加盟会員からはロイヤリティを受け取っています。
また、アップルインターナショナルはタイ王国において、Apple Auto Auction (Thailand) Limitedに出資し、オートオークション会場の運営にも関与しています。この会社は持分法適用会社であり、タイでの事業展開を示しています。
これらの事業内容は、アップルインターナショナルグループが自動車の買取から販売まで、国内外で幅広いサービスを提供していることを示しています。
経営方針
アップルインターナショナル株式会社は、自動車流通市場における総合商社としての地位を確立するため、事業領域および市場エリアの拡大を核とした成長戦略を推進しています。同社は、経営理念「FORWARD THE FUTURE」のもと、グローバルな自動車関連ビジネスの展開を通じて社会生活の改善に貢献することを目指しています。経営方針「CREATE THE VALUE」では、お客様に最善の方法を提供し、従業員が達成感と充実感を感じられる職場環境の実現、世界の発展への貢献を掲げています。
中長期的な経営戦略として、アップルインターナショナルは東南アジア諸国への中古車事業と中国における新車事業の拡大を図り、不採算事業からの撤退と新規事業の展開に向けた準備を加速しています。グループスローガン「ビジョナリーカンパニー」を掲げ、組織強化とグループ会社とのシナジー効果を前提に、中古車事業のグローバル化およびIT化を推進し、中長期的な収益拡大を目指しています。
具体的な事業戦略として、東南アジア諸国での自動車需要拡大に伴い、中古車輸出販売に積極的な投資を行い、新たな市場の開拓とカントリーリスクの分散を図っています。また、日本国内の中古車流通市場においては、経営資源を活用し、東南アジア諸国向けの新ビジネスモデルの構築を進め、顧客満足度の向上を目指しています。
このように、アップルインターナショナルは、事業領域および市場エリアの拡大を通じて、持続可能な成長を目指し、グローバルな自動車関連ビジネスの展開を加速しています。