FactSet Research Systems Inc.【FDS】 NYSE

ファクトセット・リサーチ・システムズは米国コネチカット州ノーウォークに本社をおくデータベンダー企業。グローバルな投資家を対象にビッグデータ分析アプリケーションを提供している。1978年9月にHoward WilleとCharles Snyderがウォール街での仕事を離れ、ニューヨークで創業、コンピュータを利用した金融分析を開始した。1981年には最初のファクトセットクライアント端末を公開。

FactSet Research Systems Inc.【FDS】 NYSE

ファクトセット・リサーチ・システムズは米国コネチカット州ノーウォークに本社をおくデータベンダー企業。グローバルな投資家を対象にビッグデータ分析アプリケーションを提供している。1978年9月にHoward WilleとCharles Snyderがウォール街での仕事を離れ、ニューヨークで創業、コンピュータを利用した金融分析を開始した。1981年には最初のファクトセットクライアント端末を公開。

事業内容

沿革・会社概要

FactSet Research Systems Inc. (以下、FactSet )は、投資および企業コミュニティ向けに統合された金融情報、分析アプリケーション、および業界をリードするサービスを提供するグローバルなプロバイダーである。40年以上にわたり、グローバルな金融専門家が投資プロセスの各段階でFactSet のコンテンツとマルチアセットクラスのソリューションを利用してきた。世界的な金融機関で働くアナリスト、ポートフォリオ・マネジャー、及びインベストメント・バンカーに、データへのアクセスと分析ツールを提供してきた。

1978年にHoward WilleとCharles Snyderによって設立されたFactSet のミッションは、アイデア創出、リサーチ、ポートフォリオ構築、取引実行、パフォーマンス測定、リスク管理、レポート作成、ポートフォリオ分析に至るまで、シームレスなユーザー体験を提供することであり、フロント、ミドル、バックオフィスの生産性とパフォーマンスの向上に貢献している。

FactSet の柔軟でオープンなデータとテクノロジーのソリューションは、投資ポートフォリオのライフサイクル全体に導入することも、組織内のさまざまなワークフローに対応するスタンドアロンのコンポーネントとして導入することも可能である。FactSet は、米国、欧州、アジア太平洋地域の3つのセグメント全体で事業を成長させることに注力して事業を展開しており、主に、リサーチ、アナリティクスおよびトレーディング、コンテンツおよびテクノロジーソリューション、ウェルスのワークフローソリューションを通じて、優れた洞察と情報を提供している。

事業内容・サービス内容

FactSet は、グローバルな金融業界向けの最高の金融ソリューションプロバイダーとして、ワークフローソリューションと主要な分析アプリケーションを提供している。2020年現在、FactSet は、ポートフォリオマネージャー、投資調査の専門家、投資銀行家、リスクおよびパフォーマンスの専門家など、金融の専門家にサービスを提供している。

FactSet の戦略は、米国、欧州、アジア太平洋地域の3つのセグメントで事業を成長させることにある。このような地理的な戦略の調整により、FactSet のリソースをより適切に管理し、製品を必要とする市場に集中して投下していく。戦略を実行するために各地域セグメントにまたがる幅広い成長戦略のもと、データや製品を提供することで、ユーザーに価値を創造する方法を模索し続けている。

FactSet は、世界の市場動向に関する洞察力、企業や業界に関するインテリジェンス、ポートフォリオのリスクとパフォーマンスを監視し、取引を実行する機能の両方を提供する企業である。ユーザーは世界の市場をモニターし、業界や市場の洞察を得たり、チーム間で協力して情報を共有したりすることができる。FactSetでは、グルーバルな網羅性、歴史、透明性にユーザーが注力できるようサポートすることを目的として、1,000以上のFactSetのソースとサードパーティのデータベースを1つの柔軟なプラットフォームに統合することができる。

包括的なデータ・マーケットプレイス、設定可能なモバイルおよびデスクトップ・プラットフォーム、デジタル・ポータル、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)など、オープンで柔軟性の高い技術を提供することで、顧客への献身的なサービスに定評のある会社である。FactSet の収益は主に、ワークステーション、アナリティクス、エンタープライズデータ、リサーチ管理、取引執行などの製品やサービスのサブスクリプションから得られたものとなっている。

10-K(提出日:2019年10月30日)

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