事業内容
高千穂交易は、エレクトロニクスを中心とした先端技術商品の輸出入、販売、および関連サービスを提供する企業グループです。同社グループは、高千穂交易と連結子会社9社、非連結子会社1社の合計11社で構成されています。主にセキュリティシステム、システム機器、アプリケーションソフトウェア、半導体、電子部品、機構部品などの商品を取り扱っています。
同社グループは、クラウドサービス&サポートセグメント、システムセグメント、デバイスセグメントの3つの主要な事業セグメントを有しています。クラウドサービス&サポートセグメントでは、クラウドサービス(MSPサービス含む)やシステムセグメントの商品に関する保守、システム運用受託(アウトソーシング)、運用監視サービスを提供しており、24時間365日対応のサービスを全国300ヶ所のサービス拠点から提供しています。
システムセグメントでは、リテールソリューション商品類とビジネスソリューション商品類を提供しています。リテールソリューションでは、商品監視システムや映像監視システムなどのセキュリティ機器、店舗管理機器のシステム設計、販売、設置、運用支援サービスを提供しています。ビジネスソリューションでは、入退室管理システム、ネットワーク関連機器、物流・在庫管理システムなどの設計、構築、販売を行っています。
デバイスセグメントでは、エレクトロニクス商品類とメカトロニクス商品類を扱っています。エレクトロニクス商品類では、各種半導体、センサー、電子部品の販売およびコンサルティングを提供しており、メカトロニクス商品類では、スライドレール、ガススプリング、昇降システムなどの機構部品の販売およびコンサルティングを行っています。
高千穂交易は、これらの事業セグメントを通じて、幅広い顧客ニーズに応える製品とサービスを提供し、先端技術商品の分野で事業活動を展開しています。
経営方針
高千穂交易は、技術商社としての立場を活かし、中期経営計画に基づいた成長戦略を推進しています。同社は、「創造」を事業活動の原点に据え、「安全・安心・快適」をソリューションの核として、お客様の企業価値向上に貢献しています。また、CSRを重視し、透明性のある経営を行い、ステークホルダーからの信頼を得ることで企業価値の向上を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、同社はニューノーマル時代の働き方改革やIT化の加速、5G普及によるビジネスの拡大など、様々な外部環境の変化を捉え、これらに対応した事業戦略を展開しています。2024年度を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画では、「変革に向けた高付加価値事業への集中と経営基盤強化による新たな価値の創造」を基本方針としています。
具体的な戦略としては、ロイヤルカスタマー戦略の推進、サービスビジネスの成長、将来のコア事業の創造、事業を支える経営基盤の強化などが挙げられます。これらの戦略を通じて、市場ニーズを的確に捉え、新商品・新ソリューションの展開、サブスクリプションビジネスの確立、新たなビジネスモデルの創出などに取り組んでいます。
また、資本政策やガバナンスの強化も重要な戦略の一つです。資本収益性の向上やバランスシートの改善、強固なガバナンス体制の構築を目指し、投資委員会の設置や指名・報酬委員会の設置などを通じて、経営の透明性と効率性を高めています。
高千穂交易は、これらの成長戦略を推進することで、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、技術力と創造力を駆使し、新たな価値創造に挑戦していく姿勢を示しています。