美樹工業【1718】 スタンダード(内国株式)

総合建設業を展開、建築・土木工事、ガス導管敷設、設備工事、住宅建築・販売、不動産賃貸等を手掛ける。

美樹工業【1718】 スタンダード(内国株式)

総合建設業を展開、建築・土木工事、ガス導管敷設、設備工事、住宅建築・販売、不動産賃貸等を手掛ける。

事業内容

美樹工業は、総合建設業を主軸に、建設工事、設備工事、住宅建築・販売、不動産賃貸など幅広い事業を展開しています。同社とそのグループ企業は、公共施設や商業施設、マンション、事務所、倉庫の建築工事から、河川や公園、下水道、道路建設、舗装工事、宅地造成工事に至るまで、多岐にわたる土木工事を手掛けています。また、都市ガス導管の敷設や道路保全、維持管理などの特殊な工事も行っており、ガス導管敷設に関連する道路舗装工事やマンホール鉄蓋の修繕工事にも対応しています。

設備事業では、ガス配管工事やガス温水冷暖房システムの設置、給排水衛生空調設備工事を提供しており、大型施設から戸建住宅まで幅広いニーズに応えています。連結子会社の三樹エンジニアリングでは、ガス機器の販売と施工を行っています。

住宅事業では、連結子会社セキスイハイム山陽が積水化学工業のユニット住宅「セキスイハイム」と「セキスイツーユーホーム」の建築・販売及びリフォームを手掛けています。また、㈱リブライフでは戸建住宅の建築・販売を行っています。

不動産賃貸事業では、美樹工業と㈱リブライフが不動産物件の賃貸及び管理を、セキスイハイム山陽が不動産賃貸を提供しています。

その他事業として、太陽光発電事業や損害保険代理店業務、飲食事業の経営、鋼板加工なども手掛けており、多角的な事業展開を図っています。

経営方針

美樹工業は、総合建設業を軸に多岐にわたる事業を展開しており、その成長戦略は収益力の向上、人材の確保と育成、企業価値の向上、財務体質の強化を柱としています。同社は「信用第一」を経営理念に掲げ、顧客満足度の向上や地域社会への貢献を通じて、社内外からの信用を高めることを基本方針としています。

収益力の向上に向けては、原価率の低減と経営の合理化を進めています。公共工事の受注競争が激化する中、原価率の目標設定とその分析を毎月の経営会議で行い、事業統合による経費削減を図っています。人材の確保と育成では、事業の安定化と拡大のために、専門的スキルとマネジメント力を兼ね備えた人材を継続的に確保し、教育研修に力を入れています。

企業価値の向上には、環境保護への取り組みと顧客満足度の向上が重要です。環境保護に関しては、事業活動全般にわたって環境保護のための業務を実施し、技術力の向上を通じて工事品質を高め、顧客ニーズに応えます。財務体質の改善では、安定した収益の確保と有利子負債の削減に努め、自己資本の充実を図っています。

経営環境の不透明さの中、美樹工業は売上高経常利益率を重要な経営指標とし、グループ全体で5.0%以上、個別で6.0%以上の達成を目指しています。これらの戦略を通じて、同社は持続可能な成長を目指しています。