事業内容
伊藤園は、茶葉(リーフ)と飲料(ドリンク)の製造販売を主たる事業としつつ、飲食関連事業やその他の関連事業も手がけている企業グループです。
リーフ・ドリンク関連事業では、同社が茶葉製品を仕入れ、緑茶、麦茶、ウーロン茶などを全国に販売しています。一方、飲料製品の多くは同社が企画・開発し、グループ外のメーカーに製造を委託して仕入れ、販売しています。海外では、米国やアジアを中心に現地法人が製造・販売を行っています。
飲食関連事業では、タリーズコーヒージャパンがスペシャルティコーヒーの飲食店の経営やフランチャイズ展開を行っています。
その他の事業では、米国フロリダ州のMason Distributors,Inc.がサプリメントの製造・販売を手がけています。
同社グループは、国内外で多岐にわたる事業を展開しており、茶葉やコーヒー、飲料、飲食店など、幅広い分野でビジネスを展開しています。
特集記事
経営方針
伊藤園は、「お客様第一主義」の経営理念のもと、健康で豊かな生活と持続可能な社会の実現を目指す「健康創造企業」として、中長期的な成長戦略を推進しています。
同社は、2022年6月に新・中長期経営計画を策定し、5つの重点戦略に注力しています。具体的には、「食生活と健康への貢献」「持続可能な国内農業への貢献」「環境」「地域社会・コミュニティとのつながりの深化」「持続可能なサプライチェーンへの貢献」「多様な人財と全員活躍の推進」「コーポレート・ガバナンス」の7つのサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)に取り組んでいます。
これらの取り組みを通じて、同社は自然由来の製品を主とした事業活動を営み、お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業価値の向上を目指しています。また、海外事業の強化にも注力し、米国や中国、東南アジアなどでの販売拡大を図っています。
さらに、同社は原料調達力の強化や総コストの削減にも取り組んでおり、ファブレス生産方式の採用や、長年の茶産地育成事業を通じた高品質な原料茶の安定調達体制の構築などにより、収益性の向上にも努めています。