フルッタフルッタ【2586】 グロース(内国株式)

アサイー等アマゾンフルーツの輸入・加工販売、アグロフォレストリー農法による熱帯雨林再生貢献、リテール・業務用・ダイレクトマーケティング・海外事業部門展開。

フルッタフルッタ【2586】 グロース(内国株式)

アサイー等アマゾンフルーツの輸入・加工販売、アグロフォレストリー農法による熱帯雨林再生貢献、リテール・業務用・ダイレクトマーケティング・海外事業部門展開。

事業内容

フルッタフルッタは、ブラジル連邦共和国パラー州のトメアス総合農業協同組合(CAMTA)の日本総代理店として、アサイーをはじめとするアマゾンフルーツの冷凍パルプを輸入し、加工販売する事業を展開しています。同社は「健康・本物」を基本理念に掲げ、アサイーを中心にアマゾンフルーツを日本に普及させることを目指しています。また、アマゾンフルーツ原料の一部は、アグロフォレストリー農法を用いており、熱帯雨林の再生にも貢献しています。

フルッタフルッタの事業部門は、リテール事業部門、業務用事業部門、ダイレクト・マーケティング事業部門、海外事業部門の4つに分かれています。リテール事業部門では、量販店やプレミアム・スーパーマーケット向けにアサイー等のアマゾンフルーツを主原料とした製品を販売しています。業務用事業部門では、外食店や食品メーカー等に冷凍フルーツパルプやその加工品を提供しており、アグロフォレストリーの畑でできる冷凍フルーツパルプ以外の産物も販売しています。ダイレクト・マーケティング事業部門では、「フルッタフルッタアサイーカフェ」の直営店舗運営や通信販売を行っていますが、2021年12月には直営店舗を閉店し、新たな店舗展開を検討しています。海外事業部門では、アグロフォレストリー農法で生産されたカカオ豆や胡椒等の輸入販売と海外事業展開を推進しています。これらの事業を通じて、フルッタフルッタは経済が環境を復元させる事業モデルの構築とグリーンエコノミーの実現を目指しています。

経営方針

フルッタフルッタは、アグロフォレストリーの恵みを活用し、持続可能な社会の実現を目指す企業です。同社は「自然と共に生きる」という経営理念のもと、経済と環境の共存を目指しています。具体的には、アグロフォレストリーを通じて得られるアマゾンフルーツを用いた革新的な商品を開発し、これを通じて消費者の美と健康に貢献することで、地球温暖化対策にも積極的に取り組んでいます。

経営上の目標としては、売上高の増加、仕入原価及び廃棄率の低減、販売費及び一般管理費の削減を通じて営業利益の獲得を掲げています。これらの目標達成に向けて、リテール事業部門ではCO₂削減マークを採用した商品の導入率向上や新商品の発売を計画。業務用事業部門では、アサイーの価値訴求や新規原料の開発に力を入れています。また、ダイレクト・マーケティング事業部門ではEC向け新商品の開発や配送業務の効率化に取り組み、海外事業部門では原料供給の強化を進めています。

フルッタフルッタは、これらの取り組みを通じて、NATURE POSITIVEと呼ばれるビジネスモデルを実践し、持続可能な食料供給システムと生物多様性の保全に貢献しています。同社は、経済の力で環境を再生させることを目指し、積極的な情報発信を行うことで認知度の向上にも努めています。これらの戦略は、フルッタフルッタが直面する経営環境の課題に対処し、持続可能な成長を達成するためのものです。