事業内容
タカミヤは、建設用仮設機材の開発、製造、販売、およびレンタルを主軸とする事業を展開しています。同社グループが取り扱う主要な仮設機材には、外部足場材、支保工材、吊り足場材、型枠材、安全養生材などがあります。これらの製品は、国内にある2つの工場と、ホリーコリア㈱、ホリーベトナム㈲によって製造され、国内外の取引先やレンタル子会社へ販売されています。
また、タカミヤは、国内で8つの支店、11の営業所、29の機材センターを通じて、製品のレンタルと施工サービスを提供しています。国内のレンタル子会社4社も、同様のサービスを提供しており、海外では3つの子会社が販売及びレンタル・施工サービスを手掛けています。
さらに、㈱キャディアンはレンタル時に必要な仮設図面の作成を行い、タカミヤグループ及び取引先に提供しています。㈱ヒラマツは、運送業務を担い、タカミヤグループの仮設機材を取引先へ届けています。これらの事業活動を通じて、タカミヤは建設業界における様々なニーズに対応し、幅広いサービスを提供しています。
経営方針
タカミヤは、建設用仮設機材の提供を通じて、質の高いサービスを広く顧客に提供し、社会貢献を目指しています。同社は、顧客のニーズに応えるために新商品の開発とサービスの向上に努め、新しい価値を提供し続けることで、さらなる発展を図っています。また、安定的なキャッシュフローの確保と、景気循環に左右される業界環境に柔軟に対応できるビジネスモデルの構築にも取り組んでいます。
中期経営計画では、「トランスフォームにより新たな価値を創造し、お客様のパートナー企業となることで、持続的な成長を目指す」というビジョンを掲げています。このビジョンの下、タカミヤは次世代足場のトップシェア維持・拡大、維持補修工事市場への対応、仮設部門以外の収益事業育成、海外事業基盤の収益成長など、中期的に対応すべき経営課題に取り組んでいます。
具体的な戦略として、「Iqシステム」を中心としたハードとソフトを融合したサービスの開発、維持補修・再インフラ向け製品の強化、仮設部門以外の事業育成、海外事業基盤の再整備などが挙げられます。これらの戦略を通じて、タカミヤはデジタル技術を活用したDX推進や、人材不足や経営効率化など業界顧客の抱える課題の解決を目指しています。
タカミヤは、これらの成長戦略を推進することで、2024年3月期の連結業績目標の達成に注力し、企業価値の増大を目指しています。