事業内容
サトー商会グループは、サトー商会を含む子会社4社と関連会社1社で構成されており、主に卸売業部門と小売業部門、その他の事業を展開しています。
卸売業部門では、サトー商会と㈱アキタサトー商会の2社が中心となり、調理冷食をはじめとする各種業務用食品の販売を手掛けています。これらの事業を通じて、業務用市場における食品供給のニーズに応えています。
小売業部門では、サトー商会が運営する業務用食品直売センター20店舗が、宮城県、岩手県、山形県、福島県、秋田県の各地域で調理冷食を中心に、各種業務用食品の販売を行っています。これにより、地域の飲食業者などに対して直接的なサービスを提供しています。
その他の事業としては、㈱サトー食肉サービスが食肉の加工・販売、㈱サトーサービスが食品・水質等の検査サービス、㈱エフ・ピー・エスがメニューデーターベースや情報システムの企画・開発・販売、㈱ジェフサ東北物流が業務用食品の物流受託サービスを提供しています。これらの事業を通じて、サトー商会グループは食品業界における幅広いニーズに対応する総合的なサービスを展開しています。
経営方針
サトー商会グループは、業務用食品業界における堅実な運営と社員の生活増進を二つの柱とし、社会的使命を自覚しながら顧客の商売と向き合い、業界の発展に貢献することを経営理念としています。同社は、「豊かな食づくりを通して世界に貢献する」という長期目標を掲げ、食シーンの魅力向上や地域産業の活性化に貢献することを目指しています。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、経営環境が大きく変化した中、サトー商会グループは、事業のBCP対策強化、競合他社との優位性確保、営業力の強化、商品開発の推進、人材育成という5つの重点項目を掲げています。これらを通じて、危機をチャンスと捉え、生き残りを図ります。
具体的には、感染防止策の継続、在宅勤務の推進、デジタル化の進展、市場セグメントの優位性の活用、ソリューション型の営業スタイルの強化、プライベートブランド「JFSA」の高付加価値商品の開発、地産地消商品の開発推進、新型コロナウイルス感染症による顧客とのリアル接点減少の補完、多様性のある人材の採用と配置などに取り組んでいます。
これらの戦略を通じて、サトー商会グループは、アフターコロナを見据えた競争力の強化、顧客の課題解決に向けた付加価値のある商品開発力の強化、市場占有率の向上を目指しています。また、ステークホルダーと共に環境変化に向き合い、業種・職種の枠を超えた総合力で顧客の期待に応えることを目標としています。