事業内容
ブラスは、完全貸切のゲストハウスで挙式・披露宴を企画・運営するウエディング事業を展開しています。この事業は、愛知、岐阜、三重、静岡、大阪、京都、滋賀、千葉などの東海地方を中心に行われています。ブラスの事業セグメントは「ウエディング事業」の単一セグメントです。
ブラスのウエディング事業は、従来の結婚式スタイルとは異なり、「完全貸切ゲストハウス」を採用しています。各店舗は「1チャペル、1パーティ会場、1キッチン」のスタイルで、ガーデンやテラスを使った演出や会場全体の装飾が可能です。これにより、新郎新婦とゲストに完全なプライベート空間を提供しています。
ブラスの店舗は、郊外型店舗、都市型店舗、都心型テナント入居店舗の3形態があります。これにより、人口約20万人以上の地方都市から、人口約100万人の都市、さらには都心部への出店が可能です。地域の規模や特性に応じた事業展開を行っています。
ブラスでは、「ウエディングプランナー一貫制」を採用しています。新郎新婦の新規来館から打合せ、結婚式当日までを1人のプランナーが担当し、信頼関係を築きます。結婚式当日は全スタッフが一丸となり、オリジナル感あふれる最高の結婚式を提供します。
結婚式当日の料理は、オープンキッチンで出来立てを提供します。旬の食材を取り入れた本格フランス料理をゲストに楽しんでもらうことができます。また、結婚式を挙げた新郎新婦を招待し、毎年「夏祭り」を開催することで、挙式後もつながりを大切にしています。
ブラスの連結子会社には、BRASS USA INC.、株式会社lyrics、株式会社アロウブライト、株式会社be familyがあります。BRASS USA INC.はハワイでの挙式披露宴をプロデュースし、株式会社lyricsは映像商品や写真商品を制作しています。株式会社アロウブライトはフォトスタジオを運営し、株式会社be familyは結婚相談所を運営しています。
特集記事
経営方針
ブラスは、「それぞれの新郎新婦にとって最高の結婚式を創る」という理念のもと、完全貸切のゲストハウスでのウエディングを提供しています。このスタイルは、創業以来一貫しており、全国に新たな結婚式場を設けることで、事業の成長を図っています。
ブラスの成長戦略は、持続的な成長を追求し、売上高や経常利益の向上を目指すことにあります。新規出店を進めるためには、既存店舗の収益を維持・拡大することが不可欠です。広告戦略や店舗ディスプレイへの投資を通じて、集客数と成約率の向上を図っています。
ブラスは、出店戦略の多様化を図り、効率的な店舗展開を進めています。特に、東海地方を中心に24会場を展開し、地域の特性や顧客層を考慮した出店を行っています。建築資材の価格高騰を踏まえ、出店コストの削減にも取り組んでいます。
人材の確保と育成も重要な課題です。ブラスは新卒採用を主体とし、定期的な社内研修を通じてウエディングプランナーの接客力を向上させています。事業展開と人材育成のバランスをとりながら、サービスの維持・向上に努めています。
衛生管理の強化も重視しています。ブラスは、食品衛生法に基づく営業許可を取得し、衛生管理マニュアルに基づく品質管理を徹底しています。法改正に対応しながら、衛生管理体制をさらに強化していく方針です。
コーポレート・ガバナンスの強化も進めています。ブラスは、株主やステークホルダーに信頼される企業を目指し、管理部門の拡充や内部監査体制の充実を図っています。企業の継続的な成長を実現するための取り組みです。
結婚式のクオリティ向上を目指し、内製業務の推進も行っています。婚礼料理の調理やドレスショップの運営、写真撮影や映像制作を内製化し、結婚式のクオリティを堅持しています。内製範囲を拡大し、他社との差別化を強化しています。