事業内容
大庄は、主に飲食事業を中心に展開している企業です。手づくりの和食料理を提供する「庄や」や「大庄水産」といったブランドを主力に、関東エリアを中心に全国へとチェーン展開を行っています。これにより、多くの顧客に和食の魅力を届けています。
卸売・ロジスティクス事業では、大庄とその子会社である米川水産株式会社や株式会社ディ・エス物流が、生鮮食材の卸売や外販、倉庫、運送を一体化した総合物流サービスを提供しています。これにより、直営店やフランチャイズ店、一般の飲食店への安定した供給を実現しています。
不動産事業においては、大庄はビルテナントなどの不動産の賃貸・管理を行い、賃借店舗物件の転貸も手がけています。また、子会社の株式会社アサヒビジネスプロデュースは、不動産の賃貸・管理に加え、飲食店の害虫防除や除菌事業も展開しています。
フランチャイズ事業では、大庄はフランチャイズ加盟店やボランタリーチェーン加盟店への運営支援や指導を行い、ロイヤリティ収入を得ています。これにより、加盟店の成長をサポートし、ネットワークを拡大しています。
その他の事業として、大庄はミヤビパンの製造・販売を行っています。また、子会社の株式会社光寿は、食器や調理備品類の販売を手がけています。これにより、飲食業界における多様なニーズに応えています。
経営方針
大庄は、食文化の発展を目指し、成長戦略を推進しています。企業理念として「人類の健康と心の豊かさに奉仕する」を掲げ、食材の安全性と品質管理を徹底しています。具体的には、産地とトレーサビリティを明確にし、毎日新鮮な食材を店舗に配送する体制を整えています。
中期経営計画では、キャッシュ・フロー経営を基本方針とし、売上高営業利益率5%の達成を目指しています。これにより、安定した収益体制と強固な財務基盤の構築を図っています。また、飲食事業では「庄や」などのブランドを中心に、店舗のリニューアルや新業態の開発を進めています。
卸売・ロジスティクス事業では、総合物流サービスの展開を強化し、外食産業への貢献を目指しています。さらに、デジタルマーケティングを活用し、YouTubeチャンネル「庄Tube」でのプロモーション活動を強化しています。これにより、集客力の向上を図っています。
また、従業員の育成と健康経営を重視し、各種研修やインセンティブ制度を充実させています。DX推進による業務効率化や経費削減にも取り組み、企業価値の向上を目指しています。これらの施策を通じて、大庄は持続可能な成長を追求しています。