事業内容
旭情報サービスは、情報サービス事業を中心に展開しており、その業務は大きく三つの部門に分かれています。
まず、ネットワークサービス部門では、オープン系サーバやネットワークシステムの構築、運用管理を主軸に据えています。この部門では、各種ソフトウェアのインストールからヘルプデスク、障害対応に至るまで、幅広いサポート業務を提供しています。
次に、システム開発部門では、業務系システムの設計・開発や組込み系ソフトウェアの開発・検証、ERP(業務パッケージ)のソフトウェア開発などを行っています。この部門は、顧客のニーズに応じたカスタマイズや新規システムの開発に注力しています。
そして、システム運用部門では、汎用系システムの保守・運用管理を担当しています。この部門は、システムの安定稼働を支える重要な役割を果たしています。
旭情報サービスは、これらの事業を通じて、顧客に対して多様な情報サービスを提供しています。また、事業提供に際しては、請負契約や派遣契約など、顧客との間で様々な契約形態が取り交わされており、それぞれの契約に基づいて収益を認識しています。これにより、旭情報サービスは、顧客の要望に柔軟に対応しつつ、安定した事業運営を行っていることが伺えます。
経営方針
旭情報サービスは、中期経営計画において、企業風土の変革、中核分野の拡充、事業推進力の強化、プロフェッショナル人材の育成、効率性向上によるコスト最適化、サステナビリティ経営の推進、そして株主利益の維持・向上の7つの方針を掲げています。これらの方針は、同社の事業の成長と収益力の向上、さらには企業価値の拡大を目指すための基盤となっています。
同社は、情報サービス市場の変化に対応し、アウトソーシング事業の拡大とともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)関連やIT技術の進化に応じたスキルやサービスの追求を進めています。これにより、同社の強みである分野の強化を図っています。
また、顧客ニーズの迅速な把握と提案力の向上を目指し、顧客の期待を超える付加価値の高いサービス提供に努めています。組織力を生かした営業力の強化により、事業の拡大を目指しています。
人材育成においては、優秀な人材の確保と技術力向上に向けた採用活動やジョブローテーションによるキャリアアップの活性化を進めています。これにより、高度技術者やマネジメント能力を備えたコアリーダーの育成を図り、同社の中枢を担う人材の強化を目指しています。
効率性の向上とコスト最適化を追求し、収益力の強化にも注力しています。さらに、サステナビリティ経営を推進し、持続可能な社会の実現と地球環境の保全に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、旭情報サービスは、業容と業績の拡大を目指し、株主利益の維持・拡大に努めています。