事業内容
ビケンテクノとそのグループ企業(連結子会社13社、非連結子会社5社、関連会社9社)は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主な事業内容には、競馬場、病院、ホテル、一般テナントビルなどの清掃、保安警備、設備管理、食品製造設備の洗浄・殺菌、実験動物の飼育、住宅用地の建築販売及び施設営繕リフォーム工事が含まれます。また、医療法人良善会と医療法人聖授会との協力関係を通じて介護事業のノウハウを提供しています。
具体的な事業セグメントは、ビルメンテナンス事業、不動産事業、介護事業、フランチャイズ事業、ホテル事業、その他(病院経営コンサルティング事業、環境衛生事業、太陽光発電事業、保育事業等)に分類されます。ビルメンテナンス事業では、清掃、設備保守、警備などの建物維持管理やオーナー代行としての建物運営、食品工場でのサニテーション、設備の更新工事や修繕工事を手がけています。不動産事業では、不動産の売買、仲介、保有不動産の賃貸を行っています。介護事業では、介護施設の運営や介護サービスの提供をしています。フランチャイズ事業とホテル事業では、それぞれフランチャイズ店舗の運営とホテルの運営を行っています。その他の事業では、病院経営コンサルティング、環境衛生、太陽光発電、保育事業などを展開しています。
これらの事業は、ビケンテクノをはじめとするグループ各社で担われており、国内外における幅広いニーズに対応しています。
経営方針
ビケンテクノ及びそのグループ企業は、環境管理を核とした多角的な事業展開を通じて、社会に貢献することを経営の基本方針としています。同社は、快適な環境の創造と保全を社会的使命と捉え、新規事業開発や業態変化を通じて他社との差別化を図り、先端技術の活用によりお客様第一主義を実践しています。中長期的な経営指標として、ROE(自己資本利益率)10%、営業利益率10%を目標に掲げ、企業体質の強化に努めています。
経営戦略の面では、ビルメンテナンス事業の発展に直接的、間接的に寄与する多角化戦略を展開し、収益管理体制の構築、リスク回避、グループ間連携の強化を推進しています。具体的には、成長産業やSDGsへの取り組みを拡充し、不動産管理業務や施設営繕リフォーム業務との連携を強化することで、ファシリティマネジメントを展開しています。また、ISO認証取得や作業品質・安全管理スタッフの充実により、高品質なサービス提供を目指しています。
さらに、経済環境や事業計画を踏まえた既存業務の再構築、新規事業やM&A案件への取り組み、連結子会社及びグループ会社の業務強化・連携を通じて、収益基盤の堅固な企業集団を形成していく方針です。これらの戦略は、コロナ禍の影響を受けた事業の急速な回復や、食品工場の製造ラインの衛生管理、物流施設のメンテナンス業務の拡充など、変化する経営環境に対応しながら業績向上を目指すものです。